梨は、みずみずしくて、甘くて美味しい😋
果汁がたっぷりで、シャリシャリした食感もいいですね。
梨も品種があり、どの梨が美味しいかは、人によっても差があるようです。
よく食べられている人気の品種から、珍しい品種をご紹介します。
美味しい梨が、また一つ見つかるかもしれません。
梨の品種の名前は
梨は歴史は古く、弥生時代から食べられていたようですが、現在のような甘くて美味しい梨に
なったのは、明治以降の品種改良や発見によるものです。
梨には、「赤梨」と「青梨」があります。赤梨の代表が「豊水」や「幸水」で果皮が茶色いもの、
青梨の代表が「二十世紀梨」で果皮が緑色のものです。
▸梨の「シャリシャリ」した食感は、ペントザンやリグニンの成分からできた石細胞によるものです。
また赤梨の幸水や豊水などは、成熟すると果皮にザラザラした斑点が目立ってきますが、これは
水分を逃がさないための栓の役目をしているようです。
▸梨の「糖度」は、種に近い部分よりも皮に近い方が甘く、さらに上部より下部のお尻の方が、
甘味が強くなります。
梨の産地と品種
産地は、千葉県、茨城県、福島県が多く生産されています。(H.22年)
和梨生産の多い品種は、幸水・豊水・新高・二十世紀・秋月・新興などで、赤梨系が主流となって
います。(H.22年)
・その他の品種には、長十郎、晩三吉、菊水、親水などがあります。
・徳島県の香梨、大型で香りが高く甘い梨です。
・熊本県の荒尾梨は、熊本県のブランド梨です。
(新高梨のところで記載しています。↓)
・凛夏
よい梨の見分け方
◍形がよく果皮に張りがあるもの
◍ずっしりと重みのあるもの
◍軸がしっかりしているもの
◍果皮に色ムラやキズがないもの
◍お尻がふっくらして広いもの
梨の品種・人気は
生産量が多い、「幸水」「豊水」は人気があるよです。また、異品種を交配させて
作られた梨も多くて、より美味しくなってきているようです。
甘くて果汁がたっぷり!果肉は柔らかいものやシャリシャリした食感のもの
どちらも、美味しいですが、好みが分かれるようです。
また、昔食べた梨とは、変わってきている。昔の味が懐かしい!
農園によっても味が違うので、お取り寄せで好みのところを探す方もいます。
人の味覚はそれぞれですが、梨の甘さとほのかな酸味、果汁のジューシーさは、
喜ばれますね。
生産量の多い、人気のものを載せていますのでご覧ください。
出荷時期の順に載せてあります。
和梨は、基本的に追熟しないので、出荷時期が「旬」になります。
梨の人気品種と特徴は!
⦅⦅幸水⦆⦆7月下旬~
赤梨の早生種類で、日本の約40%を占める代表的な品種です。
菊水と早生幸蔵を交配させた品種です。
柔らかい果肉で果汁もたっぷり‼強い甘みがあります。
250g~300g
✦名前の由来は、幸蔵の「幸」と菊水の「水」を合わせて付けられたそうです。
⦅⦅豊水⦆⦆8月下旬~
赤梨で、こちらも生産量の多い品種です。
果皮は全体的に黄金色に色づきます。
果肉が柔らかく果汁も多く、甘味の中に酸味がほど良くあり、濃厚な味わいです。
350g~400g
⦅⦅二十世紀⦆⦆8月~
青梨の代表品種で、「鳥取県のブランド梨」
果皮は青みを残した黄色です。甘味と酸味のバランスが良く、梨の中では最もみずみずしくて、
シャリシャリして果汁も多い。
二十世紀を改良したものが「ゴールド二十世紀」で病気に強い品種です。
300g位
⦅⦅秋月⦆⦆9月下旬~
茨城県のつくば市で、2001年に登場した新しい品種です。
「新高・幸水・豊水」の優れたところを持っています。
糖度が高く、果汁もたっぷりで二十世紀梨を思わせるほど‼酸味は少なめ。
500g位
✦名前は収穫期の「秋」と果実が丸く「月」のように見えることから付けられたそうです。
⦅⦅新高⦆⦆9月中旬~11月頃
赤梨で、みずみずしく香りの良さと上品な甘さがあり、酸味は控えめ。
高知県などの温暖な所で育ったものは、甘味が強いようです。
450g~500g、大きいものは1㎏にもなります。
※日持ちの良い梨で、ラップでぴったり包み冷蔵庫で保管すれば、1か月程は持つようです。
✦新高梨の由来…新潟の新と高知の高をとって、新高(にいたか)梨といいます。
新潟県の天の川と高知県の今村秋を掛け合わせた品種でこの名が付きました。
■熊本県ブランド梨の「荒尾梨」あらおなし‼
「荒尾梨」は、熊本県荒尾市で作られている新高梨で、一定の基準を満たしたものが
「高尾梨」として出されています。
⦅⦅新興⦆⦆10月中旬~
赤梨で大玉です。新潟県で誕生!生産量も多い。
果肉は柔らかくて果汁も多く、甘さに柔らかい酸味があります。
涼しいところにおいておけば、1か月ほど保存ができます。
500g位
⦅⦅にっこり⦆⦆10月下旬~
赤梨で栃木県生まれで1996年に登録。
新高と豊水の交配種で、甘味が強く果汁も多く、酸味は少なめです。
800g位の大玉
✦名前の由来は、栃木県の日光と、梨の中国語の「リー」を合わせて「にっこり」☻
⦅⦅愛宕⦆⦆あたご・11月下旬~
愛宕山近く(現在の東京)で、二十世紀梨と今村秋梨の、自然交配でできたといわれています。
大玉の梨で、果肉はシャキシャキした食感で、甘味と酸味のバランスが良い。
涼しいところにおいておけば、1か月ほど保存ができます。
1kg位、大きいものは2㎏になるものもあるようです。
※二十世紀梨は、昔と今では生産方法が少し変わっているよです。
以前は有袋栽培で実に袋をかけて栽培していて、表面の肌はきれいな黄色をしていました。
最近は、袋をかけずに栽培しているので、表面の肌はやや粗くなり、入りがまだらになったり
しますが、糖度が高くなり、一つ一つ袋をかける手間が省けます。
完熟二十世紀梨のお取り寄せができます。期間は短いです。
直接農園から届く梨をご賞味ください。
参考:🌟梨の栄養は皮に秘密がある!カロリーは少なく美容効果がすばらしい❣
梨の保存
日本の梨は基本的には、追熟しないのでなるべく早めにいただいてください。
新鮮なもので保存状態が良ければ、1週間ほどはおいしく食べられますので、
新聞紙で包んで、ポリ袋にいれて冷蔵庫の野菜室に保存してください。
今回のまとめ
まさに秋が旬の梨ですが、種類は多く、早生種は7月下旬腹から、遅いものは年を越して
お正月まで楽しめるので、月ごとに色んな産地の梨を楽しむのもいいですね。
その中で、自分の中のナンバー1‼美味しい梨に出会えるとうれしいです。