茄子は、夏から秋にかけてが旬ですが、秋(9月ごろ)になると皮が柔らかく
なって、実が引き締まってきて、種が少なく、さらに美味しくなります。
茄子の艶のある紫色は、きれいですね‼
その色には素晴らしい効果があります。
茄子に栄養はあります効能も!
「秋ナスは嫁に食わすな!」といいますが、2通りの意味があり、
1⃣秋ナスはとても美味しいので、嫁に食べさせるのはもったいない!
2⃣秋ナスは体を冷やすので、お嫁さんの体が冷えては大変!
どっちの意味もありそうですが、2⃣であって欲しいです。
茄子は90%以上が水分で、あまり栄養はなさそうですが、意外に体に良い
成分が含まれています。
茄子の栄養素・100g当たり
▣エネルギー・・・22Kcal
▣水分・・・・・・93g
▣食物繊維・・・・22g
▣カリウム・・・・220mg
▣カロテン・・・・100㎍
▣アントシアニン(ナスニン)
茄子の栄養は紫色のポリフェノールが優秀
茄子の、美しいほど艶のある鮮やかな紫色は、ポリフェノールの一種で「ナスニン」
といわれる、アントシアニンで、「強い抗酸化力」を持ちます。
簡単に言えば、体は様々な刺激(紫外線、多量のアルコール、ジャンクフード、
食品添加物、ストレスなど)で、酸化が進み老化していきます。
老化を、ストップすることはできませんが、老化を穏やかに、ゆっくりにする
ことは、日々の生活習慣や食習慣で、補えると思います。〗
抗酸化作用で、細胞の老化の予防で美肌効果、活性酸素を抑制するのでガン予防、
悪玉コレステロールを排泄し血液サラサラ効果もあります。その結果、血栓を
防ぐので生活習慣病にもいいようです。
スマホやパソコンのブルーライトは、目に疲れの原因に!アントシアニンの効果で、
眼精疲労、視力回復にも効果があります。
🍆茄子の皮に含まれるアントシアニンが、鉄やアルミニウムと反応すると、
色が鮮やかになるので、お漬物には釘を入れたりします。
«茄子のヘタはお薬に!»
茄子のヘタは、民間療法で使われます。ヘタを黒焼きにして、お塩を混ぜます。
それを歯槽膿漏の予防に使えるようです。また、ヘタの切り口の汁をイボ取りに
使えるようです。
茄子の栄養は美容の味方
«カリウム»
カリウムはむくみの解消や高血圧の予防をします。体内の余分な水分や老廃物を
排泄し、塩分濃度を調整してくれます。
汗を多量にかいたり、塩分の摂取が多いと、カリウム不足になります。
«カロテン»
野菜に含まれるβ-カロテンは、抗酸化作用があります。茄子の皮に多い
アントシアニンの抗酸化作用と同じ働きをします。
夏秋野菜の茄子は種類も色も様々
原産はインドで、日本へ伝わったのは、奈良時代といわれます。
昔は「なすび」と呼ばれていて、今でも地域によっては、その名が残っています。
日本の一般的な茄子は、濃い紫色ですが、東南アジアなどでは、青ナスや白ナス
などが一般的で、英語で‹Eggplant›と呼ばれています。
色や形も様々で、細長いものから、卵型と色々で、地域の伝統野菜もあります。
一般的な千両ナス、長ナスなどや、京都の賀茂ナス、緑色の青ナス、真っ白の
ホワイトベルなどの珍しいものもあります。
新鮮な茄子の選び方・調理・保存
«新鮮ナスの選び方»
🍆茄子全体に張りがあり、艶のあるものを選んでください。
🍆ヘタの部分にはトゲがあり新鮮なものは痛いです💦触る時は気を付けてください。
🍆ずっしり重いものが美味しいです。
«茄子の調理»
🍆茄子はアクがあるので、切ってから水や塩水でアク抜きします。
🍆水茄子は、生でも頂けます。
🍆油との相性が抜群にいいので、炒めたり、揚げたりして、お召し上がりください。
🍆焼きナス、蒸しナスは、さっぱり仕上がり低カロリー!
«茄子の保存は⁉»
茄子は常温でも大丈夫ですが、鮮度を長持ちさせるのは、10℃~12℃の保存
温度がいいといわれます。
冷やしすぎると、低温障害を起こしますので、新聞紙などに包み冷蔵庫の野菜室で
保存してください。
保存は1週間程度が目安です。
今回まとめ
「一富士二鷹三茄子」と、初夢で見ると縁起が良いといわれます。
富士山は日本一高く、鷹は空高く舞い、茄子は«ことを成す»!
あるいは、徳川家康が好んだ富士山・鷹狩り・初物の茄子!
諸説ありますが、茄子は様々なかたちで好まれていたということ
ですね。
茄子は夏から初秋にかけの食べ物です。
おいしい時季に、ご賞味くださいませm(__)m