秋の味覚の代表格の「さんま」
秋の秋刀魚は、脂がのって食欲も増してきます。
夏が終わり、秋になって朝晩の気温差が激しくなると、
夏バテならぬ、「秋バテ」が増えてきています。
疲労回復、夏のお肌のダメージ回復、秋冬の乾燥対策も
気になる頃です。
秋刀魚の栄養は、体に有効な成分がとても多く、美容にも
効果的です。秋冬に向けて、十分にいただきたい!!
秋刀魚の塩焼きは美味しいお話‼
「目黒のさんま」のお話!知っていますか。
江戸落語でよく語られるお話ですが、聞いてるだけで、食べたくなりますね。
『遠乗りに出かけた殿様が、目黒の、近くの農家で焼いている秋刀魚の匂いに
ひかれて、食べたところ、美味しくてすっかり気にいられて・・・・・😋』
《落語-目黒の秋刀魚》より
このお話は私も大好きです😋
秋刀魚の塩焼きは栄養の宝庫
秋刀魚の栄養素
🐟たんぱく質 👉👉18.5g
🐟ビタミンA 👉👉13μg
🐟ビタミンB2 👉0.25mg
🐟ビタミンD 👉👉19μg
🐟カルシウム 👉👉32mg
🐟鉄分 👉👉👉👉👉👉1.4mg
🐟DHA 👉👉👉👉1400mg
🐟EPA 👉👉👉👉844mg
〘ビタミンA〙
秋刀魚は、えさを食べてから出すまでが早いので、新鮮な秋刀魚は、腹わたにえぐみが
なくおいしく食べることができます。さらに栄養価も高く、ビタミンA(レチノール
・腹わたに多い)は、抗酸化作用が優れているので、活性酸素を除去して、ガンの予防、
目の疲れ、疲労回復に効果が期待できますので、新鮮な腹わたも、是非、いただいて
ください!!
〘EPA・DHA〙
青魚に多いEPA・DHAの不飽和脂肪酸はn-3系脂肪酸で、血液をさらさらにする
ので、ドロドロになった血液や血栓、循環の悪い血液の流れもよくしてくれます。
DHAは、脳に良いとされる栄養素で、脳細胞を活性化して、弾力のある血管にして
悪玉コレステロールを減らす作用があります。
〘ビタミンB2〙
ビタミンB2は貧血を予防し、鉄分も含まれるので吸収率も高めてくれます。
さらにたんぱく質や脂肪の代謝を助け、肌荒れやニキビを防ぐ効果があり
「美容のビタミン」と言われます。
〘カルシウム・ビタミンD〙
カルシウムは 骨や歯を作り丈夫にする成分ですが、神経を鎮める働きがあります。
ビタミンDの働きでカルシウムの吸収を助けて、骨粗しょう症を改善します。
不足しがちな栄養素です。
〘たんぱく質・必須アミノ酸〙
サンマのたんぱく質の多さは、魚類ではトップクラス!筋肉や血液を作る源です。
特に必須アミノ酸のロイシンやリシンなど、多くのアミノ酸が含まれているので、
良質のたんぱく質です。お肉などもたんぱく質を摂れますが、魚と肉は「1対1」の
割合で摂りましょう。
秋刀魚は血液の流れを良くして胃腸を温め、疲労回復にはぴったりの食べ物です。
さらに、お肌にも潤いを当え、抗酸化作用の働きで、肌細胞の再生に働きかけます。
秋冬に備えて、秋刀魚の栄養を摂り入れましょう。
秋刀魚の旬はいつまで⁉
〘秋刀魚の旬はいつ⁉〙
生秋刀魚の旬は、「9月~10月」の2か月間だけです。
8月の末頃から、最初に北海道で水揚げが始まります。そして、徐々に南下して、
三陸沖で漁が始まります。三陸沖は、親潮と黒潮がぶつかり栄養豊富なエサ場で、
そこで秋刀魚に脂がのるので、世界三大漁場になっています。
生の秋刀魚が味わえるのも、この時季で、お刺身やお寿司は舌鼓したくなります!
〘秋刀魚と大根おろしは相性がいい〙
▧塩焼きの焦げが気になる人は、大根おろしと一緒に食べると、大根の硝酸塩が発がん性
物質を中和し、蛋白分解酵素によって消化・吸収を促しますので、栄養の吸収がよくなり、
胃もたれもなくなります。
〘秋刀魚の油はお肌のために〙
◆魚は動物性ですが、冷たい水中で生活しているため、常温でも固まらない「脂」で、
「高度不飽和脂肪酸」です。ダイエットなどで、油抜きをすると、お肌の潤いがなく
なり、カサカサしてきますので、気になる人は、お肉などの脂の飽和脂肪酸を減らして、
青魚類の油の不飽和脂肪酸をお摂りください。血液もサラサラになり、良質のたんぱく
質が摂取できます。
〘美味しい新鮮な秋刀魚の選び方
▴口の下あごの先が黄色のもの(鮮度が落ちると黄色から茶色に変わります㊟)
▴黒目の周りが透明なもの
▴頭から背中にかけて盛り上がり、厚みのあるものは脂ののりがいい。
▴内臓から鮮度が落ちていくので、お腹の硬いものが新鮮。
▴尻尾を持ち、刀のように真っすぐ立つサンマ!
今回のまとめ
秋の味覚の代表格のサンマは、味よし!香りよし!栄養も申し分ありません!
ほかにも、秋の味覚の食べ物はいっぱいありますので、次回ご紹介いたします。
旬のものを味わいながら、バランスの良い食生活を心掛けてください。