「うるさいなぁ!」「いびきがうるさくて眠れなかった –;」
と、家族や周囲の人に言われたことありますよね?
自分自身では、なかなか気づかないものですが、
いびきの騒音は、かなりのもので工事現場並みのレベルにもなります。
周囲に迷惑をかけるだけではなく、
自分自身の健康を脅かしているとしたら、
うるさい!だけではすまなくなりますよ。
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なぜ、いびきをかくのでしょうか?
起きている時は、気道は筋肉に支えられている状態なので、
呼吸がスムーズにできています。
しかし、寝ている時は、筋肉がゆるみ重力の影響もあって、
舌がのどの奥に下がり気道を狭くしてしまうのです。
狭くなった気道を空気が通るので、周囲の粘膜を振動させて
音が出るのが「いびき」です。
《いびきをかきやすい人のタイプ》
肥満気味の人
首やのど、舌に脂肪が付くために、気道が狭くなって
いびきをかきやすくなります。
首が太くて短い人
肥満の人と同じように、脂肪が多く気道が狭くなって
いる可能性があります。
下あごが小さい人
あごやのど、舌の周りの筋肉が小さく、舌が落ち込みや
すいのでいびきをかきやすい。
中高年の人
のどや舌の筋肉が衰えて、気道を広く保つ力が弱くなる
ためにいびきをかきやすい。
《いびきをかく原因》
枕が高い
枕が高いと、あごを引いて首が圧迫されるので、
気道も圧迫されていびきをかくようになります。
口呼吸
鼻が詰まっていたりすると口呼吸になり、気道を
多くの空気が通るのでいびきをかくことになります。
また、疲れているときなどは、疲労を回復させようと
脳がたくさんの酸素を取り入れようとするので口呼吸
になりやすいです。
タバコを吸う人
のどの炎症が起きやすいのでいびきの原因です。
お酒を飲む人
アルコールの影響で筋肉が緩み、舌が落ち込んで気道
をふさぎいびきをかきやすくする。
※いびきをかくと眠りが浅くなり、睡眠不足の状態に
なることが多くなります。
そのため、日中眠気がきたり、集中力や判断力の低下に
つながり、仕事に支障をきたすことにもなります。
いびきを改善するには何をすればいいでしょうか?
いびきと肥満は関係があるので、ダイエットをすることで
いびきを改善することができます。
「BMI」と標準体重を計算してみてください
体重と身長のバランスをチェックして、肥満度を判定する
国際的な基準。
BMI=体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m)
日本の基準値
痩せ……….18.5未満
普通……….18.5以上25未満
肥満(1度)..25以上30未満
肥満(2度以上)..30以上
標準値よりも上回っていたら、ダイエットや生活習慣を
見直してみてください。
寝るときの体勢を工夫する
いびきは気道が狭くなって起こるので、うつ伏せ・横向き
で寝る方法から始めてみてください。
舌の落ち込みを防ぐので、呼吸もしやすく気道を確保
してくれます。
慢性的ないびきやときどき呼吸が止まるいびきは心配
たまにかくいびきは心配いりませんが、毎晩のようにかく
慢性的ないびきは健康被害を伴なう心配があります。
また、大きないびきをかくと同時に、一時的に呼吸が
止まってしまう症状が、一晩のうちに何度も繰り返されたら、
「睡眠時無呼吸症候群」、「閉塞型睡眠時無呼吸症候群」
が疑われます。
それにより、日中の眠気や倦怠感、集中力の低下を引き起こし、
疲労回復も遅くなるため自律神経にも影響を及ぼします。
さらに、睡眠時無呼吸症候群と生活習慣病の関連から、血中の
酸素濃度が低くなると心臓や血管の負担も増えてこるのです。
このような場合は、早めに医師に相談することをおすすめします。