ゴーヤは、独特の苦味があるので
好みが分かれますが、
ビタミンCや葉酸が豊富に含まれる栄養価の高い
夏野菜の代表的な食材です。
下処理で苦みが旨みに変わるゴーヤレシピ作りにはこの方法をためしてね!
こちらも参考にしてください。
ゴーヤの苦いのも栄養があるの?
ゴーヤの栄養価は高く、夏になると各スーパーで必ず見かけます。
夏野菜の仲間で、カリウムやカロチン、ビタミンCなどの
栄養が豊富で、暑い夏の体の熱を取り、利尿効果や抗酸化作用が
あり、夏ばて予防にも効果的なゴーヤです。
☆ゴーヤは、苦くて旨い!と、特徴がありますが、
この苦味成分は「モモルデシン」といって、胃腸の粘膜を保護し、
食欲を増進させる効果があります。
☆また、自律神経にも働きかけるので、気持ちを安定させる効果が
あると云われています。
まさに、暑い夏、食欲がないとき・夏バテ予防に最適なようです。
☆しかし、食べ過ぎることで、個人差はありますが胃痛・腹痛、
下痢などをおこす可能性があるようです。
何でも、食べすぎは負担をかけるので、適量を心がけてください。
☆ゴーヤの表面のイボイボは、水を貯める働きもあって、
干ばつなどの厳しい気候でも生きられる野菜です。
☆また、苦いのは種が充分熟す前に、動物などに食べられない
ようにするためだと云われます。
☆ゴーヤの苦味成分「モモルデシン」は、皮の表面のつぶつぶの
ところに多く、わたにはほとんどありません。
苦みが苦手な人は、つぶつぶを削るそうですが、この部分に
栄養が詰まっているので、勿体ないですよね。^^;
ゴーヤは夏バテに!予防に!効果抜群
ゴーヤに含まれるビタミンCの量は多く、
きゅうりやトマトの5倍、キウイのビタミンCよりも
多いんですよ。ちょっとビックリしますね。
普通ビタミンCは、水溶性で熱には弱いですが、
ゴーヤのビタミンCは、熱に強い性質があり、湯通しや
炒めるなどの調理法でもあまり失われずに栄養を取り込む
ことができます。
また、ゴーヤのカロテンなどの脂溶性のビタミンは、
あぶらとの相性がとてもよく、炒めたり、揚げたりすることで、
体への吸収率が抜群によくなります。
エネルギー17kcal
・食物繊維2.6g
・カロテン210μg
・葉酸75μg
・ビタミンC76mg
・カリウム260mg
・カルシウム14mg
・マグネシウム14mg
カリウムは、ほかの夏野菜にも多く含まれていて、
利尿作用があります。
特に、むくみが気になるときは体が余分な水分を
取り込んでいます。
ゴーヤに含まれるカリウムで、余分な水分や塩分・老廃物をも
排泄してくれるので、むくみの解消・デトックス効果につながり
、高血圧の予防にもなります。
葉酸はビタミンB群の仲間で、水溶性です。
造血ビタミンともいわれ赤血球の形成やDNAの合成などの
働きがあります。
ゴーヤの食物繊維は、便秘の解消・デトックス効果があり、
生活習慣病の予防になります。
また、血糖値の上昇を抑えるので糖尿病の予防のも効果的です。
このように、ゴーヤは野菜の中でも栄養効果が高く、
苦味成分の、胃腸の粘膜を保護し、
食欲を増進させる相乗効果で、食欲不振や夏バテのときに
とても役立ちますね。
また、自律神経にも働きかけるのでストレス解消にも有効です。
ゴーヤは苦くない品種があるの?
(あばしゴーヤ)
・沖縄でよく見られる品種で、ハリセンボン(あばさー)に似ている
ことでこの名がついた。
肉厚で苦みが少なくジューシー。
20cm~30cm
(長れいし)
・細長いタイプで九州地方での栽培が多い。
長いものは80cmにもなる。
(白れいし)
・白く色は丸みを帯びている。
苦みが少なくジューシー。
10cm~20cm
(太れいし)
・味は市販のものと同じ位です。
10㎝前後で小ぶり。
※ゴーヤの色が濃くて鮮やかなものは、苦味も強い傾向にあります。
緑色が薄めで、イボイボの丸みがあり、太くてずんぐりした
小ぶりの「あばしゴーヤ」や「白れいし」は苦みが少ないといわれます。
※最近では、苦味にすくないものが好まれるので、品種改良により、
「苦みが少なく、緑が濃くて鮮やかなゴーヤ!」も出回っています。
最後に!
夏の暑さや湿度、エアコンによる室内と外との温度差でも、
体力は消耗しやすく、食欲も落ちてきます。
栄養も偏りやすい季節です。
炭水化物、たんぱく質をメインに、夏野菜をじゅうぶん摂って、
夏バテ予防してください。