食卓に、よく出てくる小松菜は、普段から
よく食べていますが、実は、栄養効果の高い
免疫力を上げる成分が含まれていて、注目を
集めています。炒めたり、お浸しにしたり
しますが、生で食べると、さらに良いことが
あります。生のレシピも!!
小松菜の生の栄養は免疫力をアップ‼
小松菜はアブラナ科の仲間で、一年を通して食べられていますが、本来の
旬は冬になります。寒くなり気温が下がると、甘味と栄養価が高くなる
冬野菜は、とても美味しくなりますが、
「小松菜」は、さらに「免疫力を高める」効果が高いと、
近年注目されている野菜です。
小松菜は、ツケナという結球しないタイプの葉菜野菜のことで、江戸時代
中期に誕生したといわれ、その時代の書物にも記されているほど、関東で
は馴染みの野菜だったようです。
小松菜は、江戸川区小松川町の特産でもあり、その昔、徳川吉宗公が
鷹狩りの際に、小松村(小松川町)に立ち寄った際、食べたとされる
小松菜入りのお汁を気にいられて、「小松菜」と命名したとか‼
免疫力を高める小松菜
小松菜には、多くの栄養素が含まれています。
=小松菜100g当り=
●β-カロテン 3100㎍
●ビタミンC 21㎎
●ビタミンE 1.0㎎
●ビタミンK 320㎍
●カルシウム 150㎎
●鉄 2.1㎎
●食物繊維 2.4㎎
●イソチアシアネート
小松菜は、『免疫細胞の働きを高める』β-カロテンがとても豊富、
さらにビタミンC・Eも、同じアブラナ科では多く含まれていて、
抗酸化作用によって、免疫細胞の働きを高め、老化やガン、風邪などの
予防や美容効果を期待できます。
また、粘膜や皮膚の健康維持や骨粗しょう症の予防など、ミネラルや
ビタミンが豊富な緑黄色野菜です。
小松菜の栄養と効能で免疫力を上げるには‼
免疫力を上げる食べ物‼ といえば、冬が旬の「小松菜」‼
「免疫力」とは、体の内にウイルスや病原菌などが侵入するのを防ぐ
効果があり、さらに悪影響を及ぼす細胞を攻撃する自己防衛機能です。
健康な人の体内でも、毎日3000~4000個のガン細胞が発生していると
いわれ、それでも大多数の人が、ガンを発症しないのは、免疫細胞が
ガン細胞を死滅させているということです。
免疫力の違いで、病気にかかりやすい人と、病気にかかりにくい人の
違いが出てくるといわれています。
免疫力を上げるには‼
✦免疫細胞を増やすこと📌
上記のβ-カロテンやビタミンC・Eなどが『免疫細胞の働きを高める』
効果があり、さらに「イソチアシアネート」の成分には、
『免疫細胞の数を増やす』働きがあります。
イソチアシアネートも、強い抗酸化作用があり、活性酸素による細胞の
酸化を予防し、免疫細胞を増やすといわれます。
この「イソチアシアネート」は、アブラナ科の野菜に含まれる特別な
栄養成分です。小松菜以外にはキャベツ・ブロッコリー・カリフラワー
白菜・大根などがあります。
小松菜の生レシピ❣
免疫力を上げるための食べ方として、生で食べる方法があります。
小松菜は緑黄色野菜の仲間で、油との相性が良いので、炒めたりすると
β-カロテンやなどの吸収率が上がりますが、
「イソチアシアネート」は熱に弱いので、「生」で食べる工夫をしま
しょう。
さらに、細かく刻んだり、塩もみするとイソチアシアネートが発生する
ので、ミキサーで細かくしたスムージーや、刻んだ小松菜を塩もみして
お浸しや浅漬けなどで食べるのも、効果的に美味しくいただけます。
小松菜を生で食べる
➊小松菜100g、りんご半分、バナナ1本、水200㏄をミキサーにかけると
栄養効果の高いスムージーができます‼
➋細かく刻んだ小松菜に、塩付昆布(ふじっこ)、削り節、ハチミツ、
お酢を適量、お好みで混ぜ込みます。簡単な和え物ができます。
小松菜は1日に50~70g程度(1~2株)摂るのが、理想とされますが、
他にアブラナ科の、ブロッコリー・キャベツ・カリフラワー・
ブロッコリースプラウトなども、免疫力を高める効果が期待できるので
組み合わせて食べてみましょう。
今回のまとめ
この表は、「デザイナーズフーズ・ピラミッド」
と言い、アメリカの国立がん研究所が作った、
免疫力を高める効果が高い植物性食品を表示した
ものです。
この中で、「小松菜」は日本の野菜で表示はない
ですが、ニンニクの次に位置する効果的な野菜です。
小松菜は、カルシウムや鉄、カリウムも多く含まれています。
アクが少ないで、すぐ調理に使えて、生でも美味しくいただけるのは
便利ですね。
「免疫力」を高めて、健康な身体作りのお手伝いをしてくれる小松菜は、
通年食べることができるので、毎日の食卓で活用したい食材ですね。
ブロッコリーやカリフラワー・キャベツなども、イソチアシアネートが
多いアブラナ科の野菜なので活用しましょう‼
また、適度な運動や十分な睡眠をとることも心掛けましょう。