食べ物を加熱することで、ダイエット効果が高まる
食べ物があります。
その中に、リンゴの成分に効果があるといわれ、
リンゴダイエットが注目されています。
ほかに、焼き玉ねぎやバナナ、トマトなども!!
さらに美肌効果のある成分は、朝がおすすめです。
りんごは加熱してダイエット効果アップ!
「1日1個のリンゴで医者いらず‼」といわれ、健康管理のための果物
で有名です。特にリンゴに含まれる「ペクチン」は、美容や健康に良いと
いわれる成分です。
ペクチンには、血糖値の上昇を穏やかにして、肥満の原因の脂肪の吸収を
抑え、腸内環境を整えて、善玉菌を増やし、老廃物などを体外に排出する
働きを助けてくれます。
整腸作用を高めて便秘解消にも効果的で、生で食べても効果的ですが、
リンゴを加熱すると、ダイエット効果が約6~9倍に増えるといわれます。
『リンゴの皮』には「プロトペクチン」という物質が含まれていて、
100℃以上の熱を加えることで「プロトペクチン➜ペクチン」に変化します。
ペクチンの量が増えることで、ダイエット効果が上がりますので、
『皮ごと』食べるのがおすすめです。
リンゴの加熱方法(オーブン・レンジ)
«オーブン»
➊リンゴを丸ごと焼きます❣
皮付きのまま、上から芯だけをくりぬきます。
底のお尻の部分はくり抜かずに残しておきます。
➋くり抜いた穴に、シナモンパウダー少々(お好み)とバター4~8g、
お好みでワイン(赤・白)大1を入れます。
➌160℃に熱したオーブンで、20分(硬め)~40分(柔らかめ)加熱します。
※よりダイエット効果を期待したいので、シナモンパウダーだけで可。
«電子レンジ»
➊皮付きのまま食べやすい大きさに、カットします。
種など食べにくいものは、取り除いておきます。
➋耐熱容器に、リンゴを並べて、ふんわりとラップをかけ、
500~600Wで5分間加熱すると出来上がりです‼
バナナを加熱すると‼
バナナを加熱すると「オリゴ糖」が増加します。
オリゴ糖は、腸内で善玉菌のエサになり、腸内環境を整えて、
腸の働きを活性化します。
これにより腸内環境が良くなり、栄養の吸収が良くなり、
老廃物などの排泄、便秘の解消などでダイエット効果が上がります。
📌さらに、黒い斑点(シュガースポット)ができた頃のバナナは、
栄養価が高まり、免疫力を高める効果があります。
ストレスや風邪の予防などに効果的といわれます。
«焼き網»
皮付きのまま、ガスコンロや炭火などで、直接焼きます。
焼き網の上にバナナをのせて、弱火で焼き、皮が黒くなったら
裏返して、両面焼きます。
焼けた目安は、バナナを押して柔らかくなっていてら出来上がり‼
※同じように、トースターでもできます。
玉ねぎダイエットは加熱して食べる!
玉ねぎの含まれる成分には、たんぱく質の吸収を良くしたり、脂肪の代謝を
促し吸収を抑える働きでダイエット効果や、動脈硬化・アレルギーの改善に
も効果的です。
また、血液をサラサラにして、悪玉コレステロールを減らし、血栓を出来に
くくする働きがあります。
玉ねぎは「生」で食べてこそ、効果があると思われていますが、加熱しても
血液をきれいにする成分は熱に強く、効果は期待できるといいます。
玉ねぎを加熱することで、辛みがなくなり、甘味と旨みが強くなります。
これは辛み成分が旨み成分に変化したためで、胃の粘膜を守り、胃の働きを
助ける効果があるといわれます。
また、玉ねぎに含まれるオリゴ糖は、加熱することで吸収率が上がり、
腸内の善玉菌のエサになり、腸内環境を整えてくれます。
さらに、血糖値の急上昇を抑えて、糖の吸収を穏やかにし、脂肪の蓄積を
抑える効果があります。
玉ねぎ(栄養成分)
焼き玉ねぎ
玉ねぎの水分をとばして保存食に‼
➊玉ねぎは、みじん切りにして、油と一緒に炒めます。
➋弱火で、炒めていくと、あめ色になりますが、さらに炒めて
水分がなくなるまで、カラカラに炒めます。
➌保存袋や密閉容器で、冷蔵庫(約1か月)か、冷凍庫(約半年)で保存
します。
※味噌汁に入れたり、サラダのトッピングなど、そのまま食べても甘くて
美味しいです。
トマトを加熱してダイエット効果アップ!
トマトに含まれる赤い色素「リコピン」は、抗酸化作用が強く、生活習慣病や
老化の原因となる活性酸素を除去する働きがあります。
悪性の活性酸素を除去することで、身体の代謝が良くなり、エネルギー代謝や
栄養の吸収が良くなり、脂肪の燃焼効率も高まります。
さらに加熱することで吸収率が3倍アップ‼ 熱を加えることで、
吸収されやすい形に変化し、腸内での吸収が良くなるといわれます。
1日に摂りたいリコピンの量は「トマト3個分」です。
ミネストローネなどのスープにしたり、炒め物に加えたり、焼きトマト
など加熱法はあります。
また手軽な方法として「トマトジュース1缶(トマト3個分)」を、
レンジで温めて飲む方法もおススメです。
このとき、オリーブオイルなどの油と一緒に摂ると、リコピンの吸収率が
アップしますので、温かいトマト料理にオイルをかけて食べると良いですね。
オイルの量は、1食に10g程度(小2)までにしましょう。
トマトの美肌効果
美肌効果が期待できる赤い色素成分の「リコピン」は、抗酸化作用が強く、
お肌のシミなどの原因となる、メラニンの生成を抑制します。
さらに老化の原因となる余分な活性酸素を、体外に排出する作用で、
美肌効果が期待できます。
また、β-カロテンやビタミンEも、活性酸素を作る紫外線からお肌を守る
作用があります。
リコピンは朝が効果あり‼
毎食ごとに、リコピンを摂りたいところですが、せめて1日に1回摂ると
すれば、おすすめは「朝」で、朝食に摂ることで、リコピンの吸収率が
良いといわれています。
忙しい朝には、上記のトマトジュースを「チン‼」してみましょう📌
今回のまとめ
今回ご紹介したリンゴやバナナ、玉ねぎ、トマトは、普通に買える食材です。
生でも美味しく食べることができますが、時間があるときは、加熱調理して、
食べてみましょう。
1日の目標摂取量は、「野菜350g以上」「果物200g」といわれます。
加熱することで、カサが減り、多く食べることができますので、色々な食材と
組み合わせると、栄養バランスも良くなりますね。