花粉が飛ぶ季節、花粉症の人にとっては辛い季節
です。特に最近では、子供のころから発症する
ケースも多く見られ、原因と対策がいわれています。
2月頃から花粉と同時にやって来るPM2.5との関連も
あり、悪化するといわれています。
アレルギー対策に良い食材とツボがあります。
加齢臭も原因に!
花粉症の原因と対策 子供も注意が必要
花粉は2月頃から飛び始め、3月頃にピークを迎えます。そして近年、
子供の花粉症が増加していて、1985年からの20年間で約10倍以上に
なっているといわれます。
14歳以下の子供を見ると、4人に1人は、花粉症(スギ花粉症)に
なっているようです。
原因の一つとして考えられるのが、約70年前に一斉に植樹された
スギがあり、それが活動の最盛期を迎えていて、花粉の飛ぶ量が
増えて、幼いころから、花粉を多く浴びることで、低年齢での
発症率が増えていると考えられます。
子供の花粉症は、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、喘息などの
合併症が多いので、早めの対策が必要であるといわれます。
花粉症対策グッズ
花粉症対策には、「帽子・メガネ・マスク」は必需品ですが、
「皮膚の保湿」も関係があります。
特に、冬場は皮膚が乾燥するので、肌のバリア機能が低下します。
そのため、花粉が皮膚に付着すると、皮膚表面から侵入し、
目のかゆみなどの症状を引き起こしてしまうのです。
顔だけでなく、体にもクリームやローションで保湿しましょう。
点鼻薬の注意点
市販の点鼻薬の多くには、血管収縮剤が入っていて、血管を縮めることで、
鼻詰まりを一時的に抑える作用です。
しかし、点鼻薬を使いすぎると、逆効果で、鼻の内側が余計に腫れてしまい、
リバウンド現象が起きることもあります。
市販薬に書かれている用法・用量を守って、正しく使ってください。
花粉症とPM2.5は関連がある‼
花粉症とPM2.5は関連があり、注意が必要であるといわれています。
普通のスギ花粉の直径は、髪の毛の直径の1/3程度の大きさですが、
「PM2.5」は、約1/30ほどでかなり小さい物質です。
「PM2.5」は、スギ花粉と同じころの2月から増えはじめ、花粉症の患者も
増えるころです。
「PM2.5」は、工場などから排出される化学物質で、
花粉に、PM2.5が付着することで、花粉に傷がつき、大気中の水分が、
傷から入り込んで、花粉が膨らんで破裂します。
破裂して、細かくなった花粉の「欠けら」は、とても小さな花粉の欠けらと
なります。
元の大きさの花粉であれば、粘膜などに付着しても、鼻水などに付いて、
外に排出されるのですが、細かくなった花粉は、鼻の奥をやすやすと通り抜け
てしまい、気管支や肺などに侵入し、花粉症の症状として「咳」が止まらなく
なることがあります。。
そのような場合は、咳止めの薬ではなく、花粉症の薬で咳が楽になるケースが
あるようです。
花粉症の人は、「花粉予報・PM2.5の予防」の両方チェックする必要があります。
PM2.5が多い日は、花粉が細かくなる可能性が高いので、「ウイルス対策」の
マスクを選びましょう。
マスクによっては、小さくなった花粉を通してしまう可能性があるので、
「ウイルス対策」と表示されたマスクを使うのがおすすめです。
今花粉症じゃない人も要注意
イライラしやすい人は、花粉症になる可能性が高いといわれます。
イライラすると、年齢に関係なく「加齢臭」が出て、ハウスダストアレルギーの
大きな原因であるダニが、体に集まりやすいそうです。
近年の研究で分かったことが、ハウスダストアレルギーの抗体を持っている人の、
約8割が、スギ花粉症の抗体を持っていることが分かりました。
ハウスダストアレルギーの人は、花粉症になりやすい体質だといわれるので、
「ストレスをためないこと」も、花粉症の大切な対策の一つといえます。
花粉症の対策に良い食材とツボ‼
花粉が飛び始める前(1月下旬頃)に、効果的な対策があります。
■花粉が飛ぶ前から、花粉症に効く薬を飲むと、花粉症の症状の期間が
短く、症状も軽くなるという報告がある
毎年、バレンタインデー位から飛び始める、それよりも、2週間くらい前
から、花粉症の薬を飲み始めると良いという報告があります。
■花粉症の症状が出る前から、食べてほしい野菜があります。
花粉が体内に入ると、「IgE」という抗体ができ、「IgE」の量が
多いほど、鼻づまりなどの花粉症の症状も多く出てしまいます。
花粉症を予防するには、「IgE」ができない対策がいいのです。
花粉症に良い、おすすめの野菜が「レンコン」です。
レンコンに含まれるポリフェノールは、IgEを増やさないように
抑制する働きがあります。
花粉症の人にレンコンを摂取してもらい、「IgE」の量が減少した
という報告があります。そして、レンコンと「乳酸菌」を合わせて
摂ると、効果がアップするという報告もあります。
レンコン入り甘酒
レンコンのポリフェノールは、皮に多く含まれているので、
きれいに洗って、水分を拭き取ったら、皮ごとすりおろし、
甘酒に入れて、すぐいただきます。
レンコンには「ムチン」という成分も含まれているので、
粘膜のバリア機能が高まり、花粉の侵入を防ぐ効果があります。
今回のまとめ 鼻づまりに!
鼻詰まりは辛いものです。呼吸も苦しく、頭がぼーっとしたり
痛くなる場合もあります。こんな時、大人にいい方法は、
首を前に倒して、首の後ろの生え際を寄せるように両側から、
はさみ込みます。(2分間)
子供には、41℃位のシャワーを首の生え際に「約2分間」当てると
効果が期待できます。