水菜は、京野菜で古くから関西で
食べられてきた野菜です。
水菜は見た目とは違い栄養成分が豊富で、
加熱調理で吸収が良くなる成分もあり、
さまざまな料理との相性が良い食材です。
緑黄色野菜のパワーと冷凍保存の方法も
ご覧ください。
水菜の栄養成分は高い!
水菜は、もともとは日本原産の京野菜で、水と土の力だけで作っていた
ことから「水菜」と呼ばれているようです。
シャキシャキして歯触りが良く、クセがないので「生」でも美味しく
食べることができます。また、鍋の季節になると必ず登場する野菜で、
甘味が強くなる季節です。年間を通して見かけますが、本来は
「冬から春にかけてが旬‼」になります。
水菜は、見た目と違い「緑黄色野菜」の仲間で、β-カロテンが
豊富に含まれていて、ビタミンCやカルシウム、カリウム、鉄分、
マグネシウムなど含まれ、栄養価の高い野菜になります。
水菜の栄養効果
««水菜の栄養成分(100gあたり)»»
●エネルギー 15㎉
●水分量 93.9g
●β-カロテン 1300mg
●ビタミンC 55mg
●カルシウム 210mg
●カリウム 480㎎
●鉄分 2.1㎎
●葉酸 140㎎
●マグネシウム 31㎎
水菜の効果効能
水菜は「緑黄色野菜」といわれるだけあって、β-カロテンの量が
豊富な野菜で、抗酸化作用の働きがあり、老化予防やガンの予防に
期待されています。
また、ビタミンCの免疫力を高める効果や、コラーゲンの生成に
関係し美肌効果にも役立ちます。
鉄分や葉酸は、造血作用で貧血予防に役立ち、ビタミンCと同時に
摂ることで吸収率が良くなります。
カルシウムは、骨や歯などをつくる成分で、成長期にはもちろん
必要ですが、成人でも骨粗しょう症の予防や、神経や筋肉運動など
の働きに関係している大切な成分です。
カリウムは、体内の余分な塩分などを排出し、むくみの改善や
高血圧の予防に効果のある成分です。
野菜で水分補給
このように、多くの成分が含まれていて、カロリーも低いので、
不足しがちな野菜を、積極的に摂って欲しいと思います。
また、冬場は汗をかかないからと、夏場ほど意識して、水分補給を
しないので、水分不足になる人が多いといいます。
不感知性発汗といって、知らず知らずに体から水分は失われています。
野菜は、多くの水分が含まれているので、水分補給をしてくれます。
野菜を多く摂る人は、水分不足になりにくいといわれます。
さらに、ビタミンやミネラルも同時に補給できるので、色々な野菜を
摂りましょう。1日の目安は、「野菜350g以上」です。
■水菜京菜壬生菜の品種の比較!!おいしい種類と赤や~~❣
水菜の栄養は加熱で変わるの⁉
水菜は、シャキシャキした食感が良く、クセがないので、サラダにも
よく使われています。また、鍋や汁物の具材にも便利な食材です。
水菜に含まれるβ-カロテンは、緑黄色野菜の特徴です。
加熱することで吸収率が良くなるといわれ、油との相性が良いので、
油でサッと炒める・揚げる調理法がおすすめです。
ビタミンCは、水溶性で熱に弱い性質があるので、炒め物は短時間に
炒め、鍋物などは、最後に入れ温まる程度で食べるのがいいでしょう。
さらに、カルシウムなども、水煮溶け出すので、汁ごといただくと
栄養を無駄なく摂りいれられます。
美味しい水菜の季節は、鍋料理はもちろん!炒め物、サラダ、お漬物
など、色々な料理に加えてください。
なぜ❓冬野菜は美味しい
冬に旬を迎える野菜は、寒さで凍らないように、わが身を守るために、
自ら糖度を増やしていくといわれます。
水は0度で凍りますが、糖分を含む水は0度では凍らず、野菜も糖分を
蓄えることで、凍らないようにしているんだそうです。
そのため、『冬野菜は甘くて美味しくなる!』理由があったんですね。
今回のまとめ・保存できますよ‼
水菜は、あまり日持ちがしないので、早めに食べた方が良いですが、
余ってしまった場合は、新聞紙などで包んで、野菜室に保管しましょう。
また「冷凍保存」ができますので、さっと茹でてから水分を拭き取り、
ラップなどで小分けにして冷凍します。
使うときは、そのまま解凍せずに、汁物や炒め物に入れて使えます。
クセがなく、使いやすいので、さまざまな料理に活躍する水菜です。