疲れたときは、甘いものが欲しくなる!?
しかし、甘いものを食べ過ぎると、
逆に眠気や疲れにつながるといわれます。
なぜでしょうか?
また、甘いものとコーヒーの組み合わせは
良いようです。
甘いものを食べ過ぎると血糖値が急激に上がる!
甘いものは、主に糖質の成分です。糖質を含む食品を食べると、
血糖値が上がり、インスリンが出て、細胞に糖を送り込み
エネルギーになります。
しかし、甘いものを食べ過ぎると、血糖値が急上昇してしまい、
余分な糖質は、脂肪細胞に送られ、脂肪として蓄積されます。
また、血糖値が上がったままになっていると「糖化」になりやすく、
糖がたんぱく質をくっつけて、血管の内側も傷つき、動脈硬化に
なりやすいといわれます。
血糖値を出来るだけ抑えることが、動脈硬化の予防にも
つながります。
甘いものを食べ過ぎるで血糖値と眠気の関係
「疲れているときには、甘いものが欲しくなる!」
疲れていると感じると、脳がエネルギー不足の状態で、糖分を
たくさん欲しがるといわれ、それによって、たくさん食べ過ぎると、
血糖値が急上昇してます。
それを抑えようと、多くのインスリンが分泌されて、血糖値が一気に
下がることで、前よりも下がり、眠くなったり、疲れやすくなるよう
です。
血糖値をいきなり上げるのではなく、緩やかな上昇の食べ物が
理想です。
血糖値が上がらないGI値
「GI値=食後体内で、血糖値が上昇するスピードを計ったものです」
GI値の低いものは、ナッツ類、牛乳、ココナッツミルク、チーズ、
果物、アボカド、さつま芋、葉物野菜、カリフラワー、キノコ類、
豆腐や大豆製品など
GI値の高いものは、パン、ごはん、麺類、根菜類、砂糖類、
せんべい、ジャガイモ、トウモロコシ、ナン、長芋、もち米、
ポテトチップスなど
さつま芋は、甘味は十分感じられるが、GI値が低く腹持ちが
良いので、ダイエット食品として人気があります。
コーヒーと甘いもので血糖値を上げない工夫
甘いものを摂るときは、「コーヒー」と一緒に摂るといいといわれます。
コーヒーに含まれポリフェノールが、食後の血糖値の上昇を抑えたと
いう報告があります。
また1日にコーヒーを3~4杯飲む人は、2型糖尿病にかかる確率が
低いというデータもありますが、はっきりした理由はまだ分かって
いないといわれていますが、効果的であるのは確かなので、予防対策と
して一緒に飲んでみましょう。
また、緑茶や番茶に含まれるカテキンも、糖の吸収を緩やかにする
効果が期待できます。
今回のまとめ
甘いものを食べたいときは、コーヒーや緑茶と組み合わせると、
糖尿病のリスクが減ったという報告がありますが、基本は、
毎日の食事のバランスが大切だといえます。
甘いものの食べ過ぎには注意し、なるべくGI値の低いものや
量をコントロールする工夫をしましょう。