緑茶の種類は意外と多くあります。
一般的に飲んでいるお茶から高級品
までさまざまな特徴の緑茶があります。
一種のチャノキからできる緑茶の
種類の名前と、香りや味わいの違いを
ご紹介します。
緑茶の種類の特徴‼
緑茶といえば、澄んだきれいな緑色のお茶がイメージされますが、
一種類ではなく、いろいろなお茶の種類があります。
緑茶は、ツバキ科の常緑樹、チャノキの葉からできるお茶で、
茶葉を摘み取り、蒸したり炒ったり加熱した不発酵茶をいいます。
加熱することで、発酵を抑えます。(発酵させたものは紅茶など)
もとは同じチャノキの葉ですが、栽培方法や製造工程の違いで、
いろいろなお茶の種類があります。
今回は、緑茶の種類についてご紹介します‼
■新茶の茶摘み時期は鹿児島から!!宇治八女茶~❣
煎茶
緑茶というと、馴染みのあるお茶が煎茶のことで、多く飲まれている
種類になります。
煎茶は、新芽が出てからズ~ッと日光にあてて、茶摘みまでそのまま
育てます。
日光を浴びて育つ煎茶は、ほど良い渋味があり、爽やかな香りと
スッキリした味わいがあります。
深蒸し煎茶
煎茶よりも、蒸す時間が2~3倍は長めの製法で、濃厚な味わいが
あります。長く蒸すことで、煎茶よりも香りは弱くなりますが、
渋みが抑えられ甘味が増します。
製法により、葉が細かくなり粉が増えます。この粉はお茶を淹れた
ときの、濃い緑色になりコクのある味が楽しめます。
■新茶の甘い時期八十八夜!!緑茶のおいしい理由は特別な成分に~❣
緑茶の種類の特徴と名前
玉露
新芽が出始めたら、あるいは茶摘みの前の一定期間(3週間~1か月)
遮光して日陰で育てます。(遮光率は70~90%前後といわれます)
日光を遮断することで、光合成の働きをおさえて、渋みのもとの
カテキンの増殖を緩やかにして、旨み成分のテアニンの量の割合が
増え、コクと旨みが味わえます。
最上級のお茶で、ほとんどが新茶(一番茶)でつくられます。
かぶせ茶
かぶせ茶は、玉露と同じように、遮光して栽培されますが、
遮光する期間が7日~10日位、遮光率が50%前後と玉露よりも
少なくなります。
こちらもテアニンの含有量が多く、渋みを抑えた甘み旨みのある
お茶に仕上がります。
抹茶・碾茶(てんちゃ)
玉露と同じように、日光を遮断して栽培され、揉まずに若葉を
乾燥させた「碾茶」を、茎や葉脈を取り除いて、粉状にしたお茶が
抹茶です。
ほとんどが一番茶でつくられます。
緑茶の種類の味と特徴
番茶
夏や秋の頃の遅い茶摘みで、「晩茶」とも書きます。
硬い葉や古葉などが使われていますが、さっぱちとした
お茶でマイルドな味わいです。
ほうじ茶
煎茶や番茶を強火で焙煎したお茶で、香ばしい味わいと香りが
あり、スッキリしたあと味です。
「茎ほうじ茶」は茎を主に使用しています。
玄米茶
煎茶や番茶に、玄米を混ぜてつくられます。煎茶の爽やかな香りと
玄米の香りのブレンド茶です。
抹茶を加えた「抹茶入り玄米茶」は、抹茶のコクと旨みがプラス
されて、味わい深くなります。
発酵茶
茶葉を完全に発酵させる製法では、紅茶ができます。
また、一定期間発酵させて、その後熱処理して発酵を止める
半発酵の製法では、ウーロン茶ができます。
今回のまとめ
緑茶は、一般的に飲まれている煎茶から、高級品といわれる玉露と、
製法や栽培方法の違いでいろいろあります。
特に新茶の季節は、店頭でも試飲のコーナーがあり、爽やかな香りに
誘われて、初物の「癒しの効果」でリラックスできます。
近年では、健康効果が期待される緑茶です。「ちょっと一服🍵」で、
毎日の健康的な生活に、飲んでみてはいかがでしょうか‼