キウイフルーツは品種改良によって、
どんどん美味しくなっています。
国産と輸入物で通年食べることができて、
人気の種類には、赤色や黄色(ゴールド)、
緑色と美味しい色と特徴があります。
産地や旬の時期も含めて品種をご紹介します。
キウイフルーツ品種改良
キウイフルーツは、年間を通して見かけますが、国産のキウイフルーツ
は12月~4月頃で、輸入物は4月~12月頃になります。
果肉が緑色のグリーンキウイと、果肉が黄色のゴールドキウイが
主ですが、果肉に赤みが混ざるものも出回っています。
また、サイズの小さいタイプのものもあります。
品種改良により、酸味を抑えた甘みの強い品種が出回っています。
キウイフルーツといえば「ニュージーランド」を思い浮かべますが、
以外にも原産は中国で、チャイニーズ・グーズベリーと呼ばれていた
ようです。
ニュージーランドに種を持ち込んで以降、品種改良がおこなわれ、
現在の原種ができ、国鳥のキウイバードから、キウイフルーツに
なったといわれています。
ヘイワード
グリーンキウイのほとんどは「ヘイワード」の品種で、
表面は細かい産毛のようなものがあり、俵型をしています。
果肉は緑色で、中央部が白く、黒い小さな種が中央寄りに
集まっています。甘味の中に酸味があり、熟してくると
酸味が弱くなり、バランスの良い甘さになります。
愛媛県や佐賀県でも生産されています。(ゼスプリ社と契約)
●100g前後
●国産 11月~5月
●ニュージーランド産 5月~12月
スウィートグリーン
ゼスプリ社(ニュージーランド)が開発したグリーンキウイで、日本では
2011年頃から出回っています。
果肉は黄緑色で、グリーンキウイより酸味がおだやかでジューシー、
甘味が強いのが特徴です。
●6月~
キウイフルーツ人気の種類ゼスプリゴールド
ニュージーランドのゼスプリ社が開発した強い甘味と
ほのかな酸味で果肉が黄色いのが特徴です。
「ゴールドキウイ」ともいわれ、酸っぱいのが苦手な人に
人気があります。
産毛はほとんどなく、グリーンキウイよりも先端が細長い
形をしています。
愛媛県や佐賀県でも生産されています。(ゼスプリ社と契約)
●100g前後
サンゴールド
ゼスプリ社(ニュージーランド)開発のゴールデンキウイ‼
ジューシーで爽やかな酸味と強い甘みが特徴です。
香緑(こうりょく)
香川県の農業試験場で、ヘイワードが自然交配して誕生しています。
一般的なキウイより細長く、糖度が高く、一般的なものよりも
1.5倍から2倍の大きさはあります。果肉は緑色で糖度が高く、
適度な酸味があります。香川県や山梨県、静岡県
●11月~1月初旬
キウイフルーツ赤のレインボーレッド
静岡県富士市の小林氏が中国系のキウイを育成した新品種で、
緑色の果肉の中央寄りに、赤い色素がある珍しい種類です。
一般的なキウイよりも小ぶりで、産毛はほとんどなく
果頭部がくぼんでいます。酸味が少なく甘みを強く感じます。
※蛋白質分解黄砂が少ないため、生のままでゼリーが作りやすい❣
●9月下旬~10月上旬
アップルキウイ
小さなリンゴのような形をしていて、果肉は未熟なときは緑色で
熟してくると黄緑色から黄色に変化します。
ジューシーで酸味は少なく甘味とのバランスが良いのが特徴です。
※蛋白質分解黄砂が少ないため、生のままでゼリーが作りやすい❣
●150g前後
●10月中旬~
さぬきゴールド
香川県で開発された、アップルキウイと中国系の品種を、交配させて
つくった品種で、果肉は黄色いゴールデンキウイで、大きいサイズで、
糖度が高く酸味はひかえめです。大きいものは200g以上あります。
※糖度が14.5度以上で、基準以上の大きさのものは「黄様(おいさま)」
のブランドでも出荷されます。
●糖度16~18度
●160~180g程度
●10月中旬~12月上旬
ベビーキウイ
ベビーといわれるほど、2~3㎝前後の小さなキウイで、
アメリカやチリからの輸入がほとんどを占めます。
果皮は産毛がなく薄く、酸味がありますが、丸ごと食べることが
できます。果肉は、酸味は少なく甘味があります。
※国産ミニキウイ「香粋(こうすい)」・・香川県産
今回のまとめ
爽やかな酸味と甘さが特徴のキウイフルーツは、年間を通して
食べることができるので、とても身近なフルーツです。よく見ると、
意外と品種が多いことに驚かされます。そして品種改良によって、
どんどん美味しくなっていて、栄養面でも美容や健康に良い食べ物
なので、積極的にいただきたいですね。