玉ねぎは、甘味や辛みを活かして、
スライスサラダやスープ、炒め物など、
和洋中の色々な料理を美味しくして
くれます。
玉ねぎにも品種や特徴の違いがある
ので、おいしい玉ねぎを探して食べて
みましょう。
玉ねぎの美味しい品種
玉ねぎの原産はイランやパキスタンといわれています。日本に伝わった
のは江戸時代で、長崎で栽培されていた記録もありますが、本格的に
栽培されるようになったのは、明治時代以降のようです。
玉ねぎは、さまざまな料理に使われる食材です。玉ねぎの特徴を生か
して、「生」は辛みと独特の香りをたのしみ、加熱すると深い味わいの
甘味が、料理に旨みとコクを与えてくれます。
玉ねぎを切ると涙が出る刺激物質は「アリシン」で、玉ねぎの細胞が、
包丁などで切り壊されることで発生します。
辛味を感じるのも、この成分です。
『良質な玉ねぎは、表面の皮は乾燥していてツヤがあり、硬く丸みのある
ものとされています。先の方も硬く芽が出ていないものを選びましょう。
目が出ているものは、休眠期から覚めて、生長させるために栄養を使い
味はおちますので、よく見て選ぶと良いです。』
黄玉ねぎ
一般的な玉ねぎで、収獲してから長持ちさせるために、表面を乾燥させ
ています。1~2ヶ月は保存が効きます。
年間出荷されていますが、4月の出荷量が多く、産地では北海道が最も
多く出荷しているようです。
白玉ねぎ
サラダ玉ねぎ(サラダオニオン)ともいわれ、辛みが少なく甘味があり、
水分が多くジューシーで、生食が合います。
葉が付いたまま売られることがあり、2月~4月頃が旬です。
おもに静岡県・愛知県で栽培されています。
赤玉ねぎ
果皮が赤紫色で、レッドオニオン・紫玉ねぎとも呼ばれています。
甘味があって、辛みや臭いが少なく、サラダなどの生食に向いて
います。
産地は、北海道の出荷量が多く、通年出回っていますが、特に9月頃が
多いようです。
紫の色素は「アントシアニン」を含み、抗酸化作用があります。
「湘南レッド」「アーリーレッド」の品種が有名です。
玉ねぎの品種おすすめ スマイルボール
「涙が出ない玉ねぎ❣」として登場しました。10年以上の研究によって、
涙が出る成分の硫化アリルの生成を、根本的に抑えた玉ねぎです。
生で食べたとき、玉ねぎ本来のやさしい甘みを味わうことができます。
そのため、水でさらしたりする手間がはぶけて、栄養成分も流れ出な
いので、必要な栄養を摂ることができます。
丸かじりも可能ですね。
🍴スマイルボールの皮をむいて、芯を取り除き、1.5㎝のくし形に切り、
バラバラにして皿に並べます。
お好みのドレッシングやバジルソルトなどで食べます。
シンプルな食べ方ですが、スマイルボールの美味しさが分かります。
新玉ネギ春のおすすめ!
早生・極早生の玉ねぎで、2月~4月ごろが旬になります。
「白玉ねぎ」が多いですが、「黄玉ねぎ」もあります。
果肉が柔らかく、甘味が強く辛みが少ないのが特徴です。
新玉ネギは、生食に適しています。
日持ちしないので、早めにいただきましょう。
葉玉ねぎ
玉ねぎの玉が膨らむ前に収穫したもので、見た目は太めの長ネギの
ようです。
ペコロス
黄玉ねぎを密集させ、植え付けて育てた玉ねぎで、サイズが小さく
「子玉ねぎ」ともいわれます。
大きさは3~4㎝位で、カットせずに丸ごと調理をし、煮込み料理や
ピクルスなどに使われています。
果皮の白い「パールオニオン」、赤い「ルビーオニオン」の品種も
あります。流通は通年ですが、12月が最も多く出回ります。出荷量
の多い産地は北海道で、次はニュージーランドのようです。
玉ねぎ品種人気さらさらゴールド
機能性野菜として人気の高い玉ねぎです。
植物性ポリフェノールの「ケルセチン」が豊富に含まれていて、
抗酸化作用が強く、血流を良くする作用があり、血糖値の上昇を抑える
効果も期待されています。
辛味は強いですが、加熱すると甘味・旨み供にあります。
生では辛みを感じますが、加熱すると玉ねぎの味・香りが際立ちます。
淡路島のフルーツ玉ねぎ
淡路島のフルーツ玉ねぎは、柔らかくみずみずしい、そして甘味が強く
辛味をほとんど感じないのが特徴です。
春の新玉ネギ‼「フルーツ玉ねぎ」は出荷時期が遅めの4月頃です。
生のままで、甘くおいし種類です。
湘南レッド
湘南レッドは、神奈川県のブランド野菜で1961年に品種登録されて
います。辛味が穏やかなので、生のスライスなどで食べやすく、彩を
添えてくれます。
玉ねぎの保存方法
玉ねぎを保存する場合は、涼しいところや冷暗所などの風通しの良い
ところで保存すると良いです。ネットに入れて吊るしたり、紙袋や
新聞紙で全体を包んでもOKです。
熱い季節は痛みやすいので、冷蔵庫の野菜室で保管すると長持ちします。
「新玉ネギ」は、水分量が多く痛みやすいので、ポリ袋に入れるか、
ラップで包んで、早めに食べましょう。
今回のまとめ
玉ねぎは、生でも加熱しても、おいしく食べることができる食材です。
特に生で食べることで、ドロドロの血液をサラサラにし、動脈硬化などの
生活習慣病の予防に効果的だと注目されています。
玉ねぎも品種改良などで、辛みを抑えた甘みのあるものが人気です。
また、春は「新玉ねぎ」の嬉しい季節‼美味しい玉ねぎを食べましょう。