春の味覚には、春の季節ならではの
多くの旬の野菜があり、おいしい
春の香りがします。
春野菜は特徴があり栄養も豊富に
含まれています。
春の味覚をおすすめランキングで
ご紹介します。
春の野菜味覚ランキング
春に旬を迎える野菜は、柔らかく色合いもきれいで、春の香りを届けて
くれます。そして春野菜には、冬の間に落ちた新陳代謝を、活性化し、
解毒や浄化などの効果があり、体の調子を整えてくれる働きや特徴が
あります。
➊タケノコ
➋ふきのとう
➌タラの芽
➍菜の花
❺春キャベツ
➏新玉ネギ
➐新じゃが芋
❽アスパラガス
➒空豆
➓しいたけ
⓫せり
⓬行者ニンニク
春旬の野菜タケノコの特徴➊
春の味覚を代表するタケノコは、竹の芽の部分で、温暖な地域に
多く生えています。
「筍(たけのこ)」の名前は、一旬(10日程度)で竹になってしまうこと
から「筍」になったそうです。
タケノコといえば、孟宗竹(もうそうちく)を思い浮かべますが、
他に、淡竹(はちく)、真竹(またけ)、根曲がり竹(ねまがりたけ)、
寒山竹(かんざんちく)などがあります。
タケノコは、旨み成分であるグルタミン酸やアスパラギン酸などが
含まれていて、煮物や炒め物、ご飯物などおいしく幅広く利用され
ています。
カリウムや食物繊維を多く含み、高血圧の予防や便秘や大腸がんの
予防効果があります。
※タケノコは「アク」が強い食材で、食べ過ぎはアレルギーに似た
症状を、起こす場合があるといわれますので注意する必要があります。
※「アク抜き」は一般的には「米ぬか」を使います。
タケノコの先端を斜めにカットして、皮付きのまま鍋に入れて水と
米ぬかを加えて、40分~60分ほど茹でて、そのまま冷まします。
しばらくしたら、皮を剥き水に浸します。
※茹でたときに出る白い粉状のものは、チロシンといい害はありません。
春旬の山菜ふきのとう➋
ふきのとうは日本原産の山菜で、山野に自生しています。
ふきのとうは、フキの花茎をいいます。フキは、茎も葉も利用できます。
雪解けと同時に芽吹き始め、初めの頃は小さく小ぶりのものが多く見られ
ます。自生のふきのとうは、鮮やかな黄緑色で、芳香な香りが春の訪れ
を知らせてくれます。また、食欲をそそり消化を助ける働きをします。
2月の中旬頃から店頭などで「ふきのとう」が見られるようになります。
ふきのとうはカリウムを多く含み高血圧やむくみの改善に効果的です。
苦み成分は、肝臓機能を強くするアルカノイドと活性酸素を抑える
働きのあるケンフェールで、特有の香りはフキノリドという成分で、
胃の働きを良くする効果があります。
春旬の山菜タラの芽➌
春にタラノキから芽吹いたものを「タラの芽」と言い、山菜として
食べています。ほのかな苦みともっちりした食感があり、春の訪れを
伝える『山菜の王様』です。
タラに木は全国に自生していて、ちょうど桜が咲くころタラの芽も
芽吹くとといわれていて、旬は4月~6月上旬頃です。
タラの芽は、棘の多い「男だら」と棘の少ない「女だら」があり、
栽培用には「女だら」が多く使われているようです。
栽培物のハウス栽培は、12月ごろから出荷が始まり、2月下旬~3月は
ピークを迎えます。
タラの芽は、皮にβ-タラリン・α-タラリンを含んでいて、血糖値を
下げる作用があるようです。ほかにカリウム・カルシウムやビタミンE
ビタミンB12などを含んでいます。てんぷら・お浸し・煮つけなどに‼
春旬の菜の花野菜の栄養➍
アブラナ科の仲間で、ブロッコリーやキャベツなどと同じ仲間に
なります。菜の花の本来の旬は2月~3月頃で、春の季節を呼ぶ
食材で、菜の花・花菜(京都のブランド野菜)・菜花など、色々な
種類があります。
菜の花はβ-カロテンを豊富に含み、体内でビタミンAに変わり、
粘膜や皮膚の健康維持や、視力や髪の毛の維持改善の効果があります。
また、のどや肺などの呼吸器系にも良いといわれています。
ミネラル成分も豊富で、骨の生成に関係し、骨を丈夫にする効果が
あります。
春キャベツ 春玉❺
秋に種をまいて、春期3~5月頃に収穫する品種で、「新キャベツ」と
言われます。葉の巻きがゆるく色も濃く葉が柔らかいので、生食に美味
しく食べられます。ほかに、炒め物や蒸しもの、浅漬けにも合います。
「キャベジン」という成分が、胃や十二指腸などの、潰瘍の予防や、
胃腸を強くする効果が期待できます。
傷ついた胃の粘膜の修復を助ける働きがあり、潰瘍の予防には効果的です。
葉酸やビタミンCを含み、貧血や美肌に効果があります。
今回のまとめ
春野菜には、冬の間に落ちた新陳代謝を、活性化し、解毒や浄化などの
効果があるといわれています。
春野菜の栄養を摂り、体の調子を整え、季節の変わり目を元気に
過ごしましょう。