雛人形の設置はいつしますか?飾る時期にも大切な意味があります。
また季節の行事なので、片付けるのに良いとされる時期もあります。
しっかり保管してあげて、来年もきれいなお顔を見たいですね。
雛人形の設置時期はいつまで!
一般的には、立春(節分の翌日)から二月中旬頃に、飾りつけするのが
良いとされています。「立春」は古くは新年にあたり「節分」は、
今の大晦日にあたります。季節を分ける節分には、豆まきをして、
邪気を祓い、よい年を迎えられますようにという願いが込められて
います。
節分の日に豆まきや恵方巻、ヒイラギとイワシの飾りなど、地域に
よる節分を行って場を清めてから、次の日「立春」以降に雛人形を
飾ってあげると良いですね。🎎
また、どうしても遅れる時でも、一週間前には飾り付けを終わらせて
おくと良いようです。
地域によっても違いはあり、旧暦で行うところもありますので確かめ
ておきましょう。
※大安吉日を選ぶ必要はないといわれます。
雛人形の片付け時期はいつまで!
一般的には、三月三日が終わったら、片付けるご家庭が多いようですが
地域によって、旧暦まで飾ります。
片付ける目安としては、三月の中旬ごろまでです。また、旧暦の地域は
四月中旬ごろを目安にすると良いといわれています。
季節を分けるといわれる節分の後に、「桃の節句」があり、春の季節の
大切な節目にあたりますので、いつまでも出しっぱなしで季節が変わるよりは、
春の良い日に片付けたいですね。
※大安吉日を選ぶ必要はないといわれます。
早く片付けないと結婚が遅れる⁉
早くしまわないと「結婚が遅れる」とか「結婚できない」と、聞くこと
がありますが、これは迷信の一つのようで、仏教思想や五行陰陽説など
でも、根拠はないということですので安心しましょう。
しかし、いつまでも出しっぱなしにすることへの、戒めの意味がある
ようですよ。
雛人形の収納保管方法
来年も、綺麗な姿のお雛さまを見たいので、収納するときは、お天気の
良い「湿度の低い日」がおすすめです。
雛人形は、絹を多く使っているものが多く、湿気に弱い性質があるので、
天気の良い湿気の低い日に行いましょう。
人形のお掃除をするとき、毛ばたきでホコリをきれいに取り除きますが、
人形の手足やお顔などは、素手で触らないように、手袋をしておこなう
と良いです。紙で体全体を包むか、お顔だけでも被せてあげましょう。
桐箱に丁寧にしまい、来年まで、良い保存状態を保ちたいので、
乾燥剤を入れて、湿気や結露を防ぐようにします。また、防虫剤を使う
ときは、人形に直接ふれないように四隅に入れます。「天然の樟脳」が
良いといわれます。
防虫薬剤は、人形の素材によっては、化学反応を起こして痛める場合が
あるようです。
また、雛人形専用の防虫剤の市販品もありますが、素材の違いもある
ので、購入したお店で伺うのが一番かもしれません。
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今回のまとめ
🎎ひな祭りの本来の節句の意味由来!!ひな壇と食べ物のハマグリ菱餅春の香り❣
雛人形は、桃の節句を華やかにする存在です。毎年、コンディションの
良い状態で飾りたいので、保管状態も大切ですが、飾っている間も
直射日光が当たる紫外線やお部屋の高温多湿なども気をつけたいですね。
紫外線は、絹のたんぱく質に反応して変色する場合や、日焼けして
色あせたりしますので、気を付けましょう。