蓮の花の下、レンコンが地下深くに成長しています。
レンコンにも品種があり特徴があります。生産量は茨城
が多く、佐賀や土浦も人気です!日本の各地で栽培され
ていますので、人気のランキングでもご紹介します。
レンコンは大きく二つの品種に分類できる
店頭やスーパーで見かけるレンコンには、在来種と中国種があります。
「在来種」は、江戸時代以前に中国からつたわったもの。
「中国種」は、明治以降に中国から入ってきたもので、品種改良した
ものが、多く栽培されています。
在来種
色は微褐色で、細長い形状をしていて、中国種より粘りが強く、
切ったときに糸を引くのが分かります。味は濃く柔らかな肉質が
特徴です。
在来種は、地下に茎が深く伸びるために、時間と手間がかかりますが、
同じ形の輪切りが多くとれ、一口サイズの大きさで加工しやすいことから
現在では、関西地方などで、栽培されている「備中」「ロータス」の
品種です。
蓮の花の色は「ピンク色」です‼
中国種
明治以降に中国から入ってきた品種で、シャキシャキして歯ざわりが
良く肉厚で、色は白っぽく、太く短い形状が特徴的です。
日本で多く栽培されているのは、この品種が多いです。
「金澄(かなすみ)」「だるま」系の品種があります。
蓮の花の色は「白色」です‼
茨城や全国でレンコンの品種が生産されている
備中
徳島や愛知県などで多く栽培されている品種です。明治以降になってから、
中国より入ってきた品種で、在来種と中国種を混ぜてような形状をしていて、
節間が細長く、大型の楕円形で、色は微褐色の肉厚です。
蓮の花の色は「薄いピンク色」で中輪‼
ロータス
岩国系のレンコンの選抜品種で、愛知県での生産が多い。
備中種よりも、早生で耐病性があり、肉質は硬めです。
蓮の花の色は白色です。
金澄(かなすみ)
千葉県の金坂氏の育成品種です。金澄は関東地方で多く栽培される
主力品種です。9月~11月の収穫量が多い。
金澄1号~金澄37号まであり、特に人気の金澄20号が多く栽培されています。
オオジロ
極早生で、肉厚で穴が小さいのが特徴です。
ハウス栽培やトンネル栽培され、夏には収穫される極早生です。
加賀レンコン
「支那白花種」がおもな品種で、粘りが強いのが特徴で、金沢の
伝統野菜として扱われています。
※岩国で栽培されたものは「岩国レンコン」といいます。
※ハス蒸し煮によく使われます。
泥つきレンコン
徳島県や佐賀県では「泥つきレンコン」が有名です。
※泥が付いていることで、光りや乾燥から守る役目があると
されています。
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レンコンの産地人気ランキング
レンコンの産地としては、茨城県の霞ケ浦周辺・土浦などの生産量が多く、
全体の約半分を占め日本一です。次は徳島県!
➊茨城県霞ケ浦
➋徳島県
➌佐賀県
➍愛知県
❺山口県
➏新潟県
➐熊本県
➑千葉県
➒岡山県
➓石川県
ブランドレンコンには、
新潟の「大口レンコン」
石川の「加賀レンコン」
山口の「岩国レンコン」など
レンコンの旬 秋~冬
レンコンは、通年見かけますが、9月頃の秋から冬にかけて収獲が
始まります。特にお正月料理・おせち料理には、欠かせない食材です。
秋口に出荷される「新レンコン」は、あっさりした味わいで肉質は
柔らかい特徴があります。
また晩秋から冬にかけて収穫されるレンコンは、粘りがあり甘味が
増して、さらに美味しくなります。まさに「冬の旬の野菜」です。
保存方法
レンコンは、水田(田んぼ)で育つため、光や乾燥を嫌いますので、
買われたらすぐに、保存すると良いです。
●丸ごと買われたときは、湿らせた新聞紙などに包んで、ビニール袋に
入れて、乾燥させないように冷蔵庫に保存しましょう。
●カットしたものを買われたときは、切り口を空気に触れないように、
ラップなどで包み、冷蔵庫で保存します。
●泥つきレンコンは、泥を付けた状態で、上記のように保存すると
日持ちするといわれます。
※レンコンも野菜の仲間なので、購入されたらなるべく早めに食べま
しょう。
アク抜き
白くきれいなレンコンにするためには、アク抜きが必要です。
カットしたレンコンは、そのままにしておくと、すぐ変色しますので
「酢水」につけます。
今回のまとめ
レンコンと一口に言っても、品種改良により種類も多いです。
その中でも、中国種のものが多く栽培されていて、茨城の霞ケ浦での
生産量が断トツの一位‼ レンコンは、まっすぐに穴が開いていて、
見通しが効くと、縁起の良い食べ物で、おせち料理にも使われています。
また、栄養効果効能も良いので、次にご案内したいです。