かいわれ大根は、スプラウトといって新芽のことで、
栄養価が高いと評価されている野菜の仲間です。
カイワレ大根は、健康管理やダイエットにも効果的な
特徴があります。手軽な家庭栽培の方法があります。
かいわれ大根スプラウトの栄養と効能
平安時代から食べられていたという「カイワレ大根」は
ピリッとする辛味と、シャキシャキした食感で、
栄養価も高く人気の野菜です。
「スプラウト」とは、英語で「新芽」のことを言い、
「かいわれスプラウト」は、大根の新芽のことで、
発芽してすぐの期間をいいます。
水耕栽培で、季節に関係なく生産できる野菜で、しかも低価格
なので、毎日の食事で手軽に食べることができます。
カイワレ大根は、栄養成分も豊富で、生で食べる機会が多いため、
「酵素」の働きでダイエットにも貢献❣
かいわれ大根100g当たりの栄養成分
■エネルギー 21kcal
■水分 93.4g
■食物繊維 1.9g
■カロテン 1900μg
■ビタミンC 47㎎
■葉酸 96μg
■カリウム 99㎎
■カルシウム 54㎎
■マグネシウム 39㎎
■イソチオシアネート
■グルコシノレート
ほかに、ビタミン(E、K、B1、B2、B6、ナイアシン)や
ミネラル(リン、鉄)などが含まれています。
カイワレ大根による効能
●ガンの予防
●貧血予防
●老化予防
●風邪予防
●ダイエット効果
β-カロテン
かいわれ大根は、β-カロテンを多く含んでいて、
皮膚や粘膜の細胞に働きかけ、健康を保つ働きがあり、
抗酸化作用により、老化を予防し、免疫力を高め、
ガンの予防にも効果があるといわれます📌
不足すると、ドライアイや視力の低下につながり、
免疫力も落ちるので、風邪なども引きやすくなります。
カルシウム
カルシウムやマグネシウムは、共に骨をつくる働きや、
イライラを鎮め神経を安定させる作用があります📍
鉄・カリウム
また、鉄や,葉酸の成分は、造血に作用する働きがあり、
カリウムは、ナトリウムの排泄を促して、高血圧の予防や
老廃物の排泄も促し、むくみの解消にも役立ちます‼
辛味成分
カイワレ大根のピリッとした辛さは、大根に含まれる
「アリルイソチオシアネート」の成分で、
抗菌作用・食欲増進作用があるといわれます😋
グルコシノレート
上記の辛味成分「イソチオシアネート」になる前の成分が
「グルコシノレート」で、このときは辛くありません。
ダイエットに必要な、酵素の働きを活発にさせる働きがある
とされ、「生」で食事の最初に食べることで、脂肪の燃焼を
促す効果が、あるといわれています。
カイワレ大根には、食物繊維も豊富に含まれるので、腸の働きを
活発にして、腸内環境を整えるので、ダイエットに効果的です❣
スプラウトのカイワレ大根の特徴
カイワレの名前の意味は
「カイワレ」という名前は、発芽してすぐ双葉(ふたば)が開きますが、
この二枚の葉が、二枚貝が割れた(開いた)ように見えることから、
「かいわれ大根」となったようです🌱
«カイワレ大根以外にもあります🌱»
✦紫キャベツのカイワレ「紫キャベツスプラウト」
鮮度の見分け方
まず軸がピン!としていて、葉がきれいな緑色をしている
ものが、新鮮で良質です。
軸がしおれて、葉が黄色くなっているものは、鮮度がおちて
いるものが多いので、よく見て選びましょう。
かいわれ大根スプラウトを栽培してみましょう❣
カイワレ大根の水耕栽培は、お家で簡単にできるので、
不動の人気がありますね。
スプラウト用の種があれば、身近なもので育てられます。
※種子は、食用スプラウト用のものを選んでください。
(種は園芸店で購入できます)
※栽培適温は、20~25℃です。
カイワレ大根の育て方
~~準備するもの~~
■かいわれ大根の種(かいわれ系スプラウト)
■スポンジかキッチンペーパー
■容器(グラスかイチゴなどのプラ容器)
~~育て方~~
➊容器の底にスポンジを敷き、しっかり湿らせて、
種を重ならないように、上に置きます。
➋暗い所か段ボール箱で覆い暗くします。
霧吹きなどで水分を与え、根がはってきたら、
底に水を注ぎ入れていきます。
※水は毎日取り換えます。
➌5~6㎝伸びたら、日光の当たる窓辺に置き、
光合成をさせ栄養を蓄えさせます。
➍1週間~10日で、収穫できます。
使う分だけ切り取り使いましょう。
保存方法
保存の際は、容器に入れたまま立てて、冷蔵庫の野菜室に
入れます。
使う分だけ切り、残りは根付きのまま保存しますが、
根をカットしたものは、ラップして冷蔵庫で保管してください。
鮮度が命なので、なるべく早めに使い切りましょう🌱
『今回のまとめ』
かいわれ大根は、思っていた以上に栄養価が高く、
体に良い効果があることが分かりました。
身近な食材で価格も低いので、毎日の食事に
摂りいれて、健康管理をしてください。