牡蠣のむき身を買うと、「生食用」「加熱用」の
表示がありますね。この意味の違いが分かると、
牡蠣の洗い方・下処理法や安全な食べ方が分かり、
調理もしやすくなります。
旬の牡蠣を、おいしく食べましょう。
■牡蠣の旬の季節がやってきました!!
牡蠣の生食用加熱用の違い‼
スーパーなどでよく見かける、牡蠣の「加熱用」と「生食用」の違いは、
鮮度ではなく、牡蠣を収獲する海域にあるようです。
「生食用」は、保健所が指定した海域で獲れたカキで、それ以外は
「加熱用」として出荷されています。
カキは、海水の中の成分を栄養にして成長します。
沿岸や河口などの湾は、山・河川からの栄養やプランクトンが多いので、
身が成長し、味も濃く美味しいカキになります。
保健所が水質検査を行い、規定の検査に合格したところは「生食用」で、
出荷できます。
それ以外は「加熱用」になり、厳しい基準が設けられています。
さらに「生食用」は殺菌洗浄して、私たちの口に入ります。
「生食用」は、生で食べられますが、「加熱用」は鍋やカキフライに
するなど、必ず加熱して食べましょう。
牡蠣生食加熱のむき身の洗い方・下処理法
生牡蠣のむき身を買ってきて、どのように下処理していますか⁉
そのまま使うと、ちょっと臭みが気になりますね。
牡蠣は、海のものなので、塩水で洗う場合もありますが、
牡蠣の旨味を逃さずに、臭みの原因の汚れだけを、
簡単に落とす下処理法は、「大根おろし」がおすすめです📌
牡蠣の下処理洗い方
・生牡蠣のむき身をボウルに入れて、大根おろしを適量入れます。
・牡蠣と大根おろしを、なじませるように優しく混ぜ合わせます。
(汚れや臭いを取るため)
・汚れが出て、大根おろしが黒っぽくなってきたら、
流水で汚れや大根おろしを、優しく洗い落とします。
(洗いすぎると、傷つき旨みも流れてしまいます)
・ザルにあげて、水切りします。
※生食用は、「生」か「加熱」で調理できますが、
加熱用は、必ず加熱調理して食べましょう。
※「生食用」は、浄化させる技術が向上しているので、
下処理は 水洗いのみで良いといわれます。
好みに合わせて、洗い方を選んでください。
■牡蠣の栄養成分は断トツ!!低カロリーで効能~
牡蠣生食加熱の安全な食べ方
加熱用カキは、中心温度が85℃・1分間以上は加熱が必要といわれます。
確実に安全な生食用は、半生でもおいしく食べられます。
牡蠣の美味しさは、サイズではなく鮮度です。
牡蠣を食べきれないときなど、冷凍保存したいときは、
火を通してからの冷凍保存がおすすめです。
価格は、11月12月の頃までは高値となりますが、年明け位からは
安定するようです。
生牡蠣とレモンの相性
レモン汁には、クエン酸が多く含まれていて、牡蠣にレモン汁を
かけることで、牡蠣の旨み成分(乳酸・コハク酸)を包み逃がさないので、
美味しさが引き立つといわれます。
さらに、辛口の白ワイン(シャブリ)も、リンゴ酸が含まれているので、
レモンと同じ役割をするようです。
牡蠣ご飯・レシピ
炊飯器で簡単に「牡蠣ご飯」が作れます。
まず、下処理(大根おろし)したカキを準備します。
・お米1合
・だし汁180㏄
・お酒20㏄
・薄口醤油20㏄
・だし昆布5×5㎝を1枚
➊だし汁に、お酒と薄口醤油を加えて沸騰させ、下処理した牡蠣を
鍋に入れます。
➋牡蠣に火が通ったら、牡蠣を取り出しておきます。(だし汁は冷ます)
➌洗ったお米に、冷ましただし汁と昆布を入れて、30分以上置きます。
➍炊きあがったら、火を通した牡蠣をご飯の上に置き、炊飯器のふたを
して、約10分蒸らし出来上がり‼
今回のまとめ
牡蠣の生食用と加熱用の違いが分かると、
調理法も安心して出来ますね。
おいしい牡蠣の季節ですので、
好みの調理法で、おいしく味わってください。