おいしい牡蠣(カキ)の季節です!!
カキの「旬」は冬!それとも夏!
日本には、おいしい牡蠣がいっぱいあります。
産地や種類を、分かりやすくご紹介します。
牡蠣の旬の季節はいつ⁉
牡蠣(カキ)は、イタボガキ科の二枚貝の総称で、海中の岩などに着生して
います。カキは、『天然物』と『養殖物』があり「海のミルク」と呼ばれ
るほどで、完全栄養食品として知られています。
基本的な牡蠣の旬は!
◍真牡蠣(マガキ)➟ 秋~冬の10月~4月ごろ
◍岩牡蠣(イワガキ)➟夏の6月~9月ごろ
ことわざで
■「牡蠣を食うのも花見まで!」
あるいは
■「‹R›の付かない月は食べてはいけない」
May(5月)・Jun(6月)・July(7月)・August(8月)
これは『真ガキ』が11月頃から『旬』に入り、3~4月頃で産卵の準備に
入り、栄養をたっぷり蓄えて太り、味が良くなります。
そして、産卵期の5月~8月は、身がやせて味が落ちることからきています。
しかし、日本の夏の時期は、『岩ガキ』や産地により夏の真ガキが獲れ
ますので、1年を通して食べることができます。
真牡蠣と岩牡蠣
『真牡蠣』は、エサになるプランクトンや太陽の恵みの豊かな浅瀬で、
養殖されます。
11月頃から出荷が始まり、美味しい旬の味を堪能できます。
そして、産卵前の養分を蓄える春まで、美味しいカキを味わうことが
できます😋
夏場は「産卵期」のため、栄養が減り、旨みのもとの「グリコーゲン」
も落ちます。
『岩牡蠣』は天然物が多く、乱獲を防ぐためもあり、漁獲量が限られて
います。流通量も少なく、期間も短いために希少価値が高く高価です。
旬は5月~8月ごろで、3年ほどかけてじっくり育ちます。
外敵から身を守るために、殻が大きく頑丈なのが特徴です。
さらに近年では、養殖物もあり、技術の向上で、早春のはやい時期から、
食べられる物もあります。
牡蠣の旬・産地と種類
広島の宮島・情島・地御前・大野
瀬戸内海の親潮で、身が締まった質の良いものを産します。
瀬戸内海に大きな川が流れ込んでいるため、栄養が豊富で大きく育ちます。
«情島・情の雫»
情の雫は、瀬戸内海でも透明度が高く、比較的潮の流れが早いので、
身がしまって風味が豊かです。
«宮島バージンオイスター»
栄養豊富なプランクトンで育つ、まろやかな味
«地御前»
健牡蠣は、火を通しても身が縮まないでふっくらした食味
«大野»
小ぶりで身が締まっているのが特徴です
宮城の松島・浜市・珠姫
やや小ぶりのものが多い
三陸は、外洋に向かって海が開けているため、海水が清潔で
生食用にむいています。
«浜市・クリーミーパール»
ミネラル分を多く含み、小ぶりですが、味は濃縮され美味♡
«珠姫»
山々の美味しい湧水を含み、身がふっくらして旨みのある味わい
«女川(おながわ)»
身入りがよく、磯の香が高く濃厚な味わい
北海道の厚岸・サロマ湖・仙鳳趾
«サロマ湖»
淡水と海水が混ざり合い、養分が豊富です。
水温が低く、旨みのもととなるグリコーゲンが
増すことで、深い味わいになります。
«仙鳳趾(せんぽうし)»
北海道の豊かな自然が育てた濃厚でクリーミーな味わい
昆布漁も盛んなところで、釧路町の東側に位置していて、
潮の流れがあり、身のしまったぷりぷりのカキが育ちます。
殻に対して身が大粒で、強い甘みとコクがあります。
«厚岸(あっけし)»
栄養塩豊富な海で育った「特濃海ミルク」
※年間を通して出荷しています!
厚岸湖とつながる厚岸湾は、大自然に恵まれ、
そこで育つ牡蠣は、甘くて濃厚な旨みが味わえます。
水温が低いことを利用して、海の中でゆっくり成長させ
栄養分をたっぷりため込んで、大きく美味しく育ちます。
そのため、一年中美味しいカキを出荷できます。
岩手
«山田(やまだ)»
山田湾の、内海で波もおだやかなところで育った、栄養豊富な
大粒でうまみのあるカキ!
«大船渡赤崎(おおふなとあかさき)»
太平洋の栄養分が豊富な、身入りのいいカキで香りが豊かです。
«釜石»
かまいし桜牡蠣は、身がふっくらしていて、ぷるぷるした
食感があります。
三重の的矢
«的矢»
的矢牡蠣として有名で、神宮林などから3本の河川が流れ込み、
豊富な栄養分でおいしく、養殖に適しています。
やや細長く、生食牡蠣として知られています。
«伊勢志摩»
浦村カキは、日本有数の牡蠣の名産地で、臭みがないのが特徴
兵庫・室津・赤穂
«室津»
室津漁場で養殖されるカキは、千種川・揖保川からの豊富な
栄養分の恵みを受けて、丸々と大きく育ちます。
1年で出荷されるため、癖や加熱による身の縮みもなく、
塩分とクリーミーさのバランスが良い。
«赤穂»
中心蔵、大粒でアミノ酸やビタミンAが豊富に含まれています。
牡蠣の旬・産地と種類
秋田の象潟(きさかた)
天然物の岩牡蠣
石川の能登半島
天然物の岩牡蠣
千葉の銚子
天然物の岩牡蠣
有明海のスミノエ牡蠣
有明沿岸に生息していて、地産地消で、ほかへ出回ることは
ほとんどありません。
※カキは、産地によって違いはありますが、獲れる時期によっても
味の違いに多少の差が出てきます。
薬味はどれにしますか‼
=生ガキで食べる薬味のおススメ=
◍レモン汁
◍白ワインビネガー
◍ポン酢+もみじおろし
◍カクテルソース
◍ゴマ油+塩
=焼きガキの薬味におススメ=
◍レモン汁
◍とろろ昆布
◍ポン酢+もみじおろし
◍ガーリックバター
今回のまとめ
牡蠣は、栄養価が高く、年間を通して食べられるのは、
嬉しいかぎりです。
日本には、おいしい牡蠣が多いので、食べ比べて、
自分好みのカキを見つけるのも楽しみですね。