冬の風物詩ともいえる「蟹」は、
食卓を豪華に飾ってくれます。
カニの美味しい種類は!?おすすめは!?
冬に食べたい蟹は、どんなものでしょうか。
カニのおいしい種類・タラバガニ
タラバガニは、全体が大きく足がとても太いのが特徴で、
エビ目ヤドカリ下目タラバガニ科で「ヤドカリ」の仲間
なので、脚は8本あります。
トゲトゲした「花咲ガニ」や「アブラガニ」もこの仲間
になります。
昔、マダラの延縄漁によくかかってきて、マダラの棲息する
深海にいる蟹ということで、タラバガニ(鱈場蟹)といわれる
ようになったそうです。
「タラバガニ」
「花咲ガニ」
「アブラガニ」背中の中央のトゲが4つある!
タラバガニの味の特徴
「タラバガニ」は、主に足の部分を食べます。
身が大きく引き締まっていて食べごたえがあり、プリプリ
した食感で満足感がありますが、味はやや淡泊です。
北海道やロシア、ノルウェー産が多く、淡泊な味わいなので、
カニ鍋・てんぷら・焼きガニなどがおすすめです😋
カニの美味しいおすすめ・ズワイガニ
「ズワイガニ」は、体全体が小さく足が細く長いのが特徴で、
エビ目カニ下目クモガニ科で「カニ」の仲間で、脚は10本
あります。
「ズ」は頭(かしら)のことで、カニの頭、「カニの王様」
という意味があるようです。
品質によって「本ズワイガニ・大ズワイガニ・紅ズワイガニ」
に分けられ、その中でも、品質の高い本ズワイガニと
される松葉ガニや越前ガニなどのブランドがあります。
これらのズワイガニは、すべて「オス」で、日本海では、
冬の風物詩となっています。
ズワイガニの味の特徴
ズワイガニは、足は細めで身の量も多くないですが、
奥深い旨みと甘みがあり、蟹を堪能できます。
さらに、濃厚なカニ味噌がとても美味しいです。
山陰地方の松葉ガニや越前ガニが高級品とされ、ほかに
オホーツク、アラスカ産があり、茹でガニ・焼きガニ・
カニしゃぶで、本来の旨味を‼
カニの美味しい季節は冬!特選松葉ガニ
=松葉ガニとは=
松葉ガニは、山陰地方で水揚げされたズワイガニの「雄」で、
甲羅が堅く身入りのしっかりしたものをいいます。
「越前ガニ」
福井県で水揚げされたズワイガニ
「間人(たいざ)ガニ」
京都府の間人港で水揚げされた松葉ガニで、沖から25km・水深250m
辺りの泥地帯には、丹後の山々から豊富な栄養分が、山水となって
流れ込み、良質のプランクトンがの生息域があり、それをエサに
しているカニが、「間人ガニ」です。
間人港の底曳き網漁船は、日帰り漁船で、蟹の水揚げ量が少なく
「幻」と言われます。
その特徴は、甲羅が鎧のように硬く、ズッシリとした重みがあり、
足が長く、黒い斑点(海ピルの卵)が多いことです。
さらに、蟹にストレスを掛けないように、一つ一つ丁寧に扱い、
傷つけないようにしています。
「津居山(ついやま)ガニ」
京都の津居山港で、一本船底曳網船で水揚げされた松葉ガニ
などの、各漁協のブランドがありますが、大元は松葉ガニなのです。
●松葉ガニの漁の期間
・松葉ガニ(オス) 11月6日~3月20日
・セコ蟹(メス) 11月6日~12月31日
●松葉ガニのオスの親指には、産地の証明のタグが付いています。
蟹の栄養効果
カニは、高たんぱく・低脂肪で、ビタミンB群も多く、疲労回復や
免疫力の向上に役立ちます。
さらに、ミネラルも多く含んでいるので、貧血予防や体の調子を
整える効果もあります。
また、カニ味噌には、グリコーゲンが含まれているので、脂肪の
燃焼を助けてくれます。
カニに含まれる栄養価は多いですが、カニに対してアレルギーを
持っている方もいます。かゆみや蕁麻疹を伴うので、症状が出る
方は、ひかえてください。
参考にどうぞ!
今回のまとめ
冬に食べたいランキングでは、必ず上位に入ります。
漁の解禁と共に、食卓や飲食店、通販でお目にかかる
蟹!です。やはり、タラバガニやズワイガニは、
美味しそうですね。