便秘を改善・解消するために、食事や運動などを取り入れるのは、
大切ですが、案外大変なことですよね。
今回は、便秘に効くストレッチや運動をご紹介したいと思いますが、
是非、テレビを見ているときにやってください❣
また、ツボの箇所を覚えておくと、自然とツボに手が伸びますよ!
ⅰ『便秘解消のためのストレッチと運動』
運動は腸を刺激するとともに、腸の動きをコントロールする自律神経の
バランスを整えるのに役立ちます。
腸の働きが活発になるのが、副交感神経が優位に立っているときです。
腸の調子が悪かったり便秘が続くと、自律神経の働きが上手くいかず、
交感神経が優位に立ったままで、副交感神経にうまく切り替わらない
状態になります。
ストレッチや運動を取りいれて、自律神経のバランスを整えてあげま
しょう。
軽い運動を毎日の習慣に無理なく取りいれましょう!
時間がないときはストレッチだけでもいいんですよ!
➊=腹筋運動=
直接、腸に近い筋肉を動かしますので、手軽で効果的な運動です‼
腹筋の力が弱くなると、腸(内臓)を支える筋肉の動きが悪くなるので、
弛緩運動が弱まり、排便もスムーズにできなくなります。
腹筋運動をすることで、腸への刺激・マッサージ効果もあります。
※ポッコリお腹もスリムに!
➋=つま先立ち=
足の指5本全部に体重をかける気持ちでつま先立ちし、ふくらはぎの筋肉に
集中して立ちます‼
靴を脱いでつま先立ちを5分程度します。つま先立ちをするとふくらはぎを
使いますね。ここは第2の心臓ともいわれ、血行促進には重要な箇所です。
その為に全身の血行が促されて、便秘のによる血行不良も改善されて、腸の
働きが良くなるのです!
10秒つま先立ち➟5秒アキレス腱伸ばしを繰り返します。
(慣れたら5秒ずつ伸ばしていきます!)
※むくみにも有効
ⅱ『便秘解消のストレッチ運動はテレビの時間に❣』
自律神経を整えるために、便秘解消のための、ストレッチや運動を
取りいれます。それにより、着実に自律神経の働きが良くなり、
バランスが整ってきます。
自律神経の副交感神経は、眠っているときやリラックスしているときに
優位に立ち、筋肉が弛んで、血管も弛緩して血行が良くなります。
さらには、腸の働きが活発になり、栄養の吸収や老廃物の排泄が
スムーズになります。
そのため、テレビを見ているゆっくりしている時間に、軽い運動や
ストレッチを取りいれると、効果がグン~!と上がります。
テレビを見ている間に➊~❺をしましょう!回数は初めは少しから
スタートして、慣れてきたら少しずつ増やしてください。
➌=お尻たたき‼=
うつ伏せに寝て、手は顔の下に置いた状態にします。片足ずつ曲げて、
お尻まで届くように、トントン!トントン!かかとで叩きます‼
お尻のコリをほぐして筋肉を柔らかくし、自律神経の働きを良くする
効果があります。
左右同じように動かすことで、筋肉と骨・骨盤も動きます。左右対称の
運動で、歪みやすい骨盤のズレを矯正して、腸の動きが良くなり便秘の
解消になります。
➍=ごろごろマッサージ=
「お尻たたき‼」のあとの姿勢で、今度は左右にごろごろします!
1回転できるスペースがあれば、右に1回転して、今度は左に1回転を
繰り返します。または、左右横向きになる所まで動かしてもOKです。
うつ伏せにゴロゴロするので、腸を直接刺激してくれます。
❺=つかんで腰を回す=
足を肩幅くらいに開いて立ち、左手を肋骨のすぐ下の腰をつかみ、
右手は腰骨のすぐ上のわき腹をつかみます。
このつかんだ所が大腸のあるところで、つかみながら左右に回します。
1週を8秒程度で大きく回します。次は左右の手を入れ替えて繰り返し
10セットを朝夕でしてみましょう。
ⅲ『便秘解消のツボを覚えましょう!』
人の体には約360ヶ所のツボがあるといわれ、その中には便秘に効くツボも
あります。テレビを見ながら、ゆっくりしているときなどに、ゆっくりと
もみほぐすようにツボ押しをしてみてください。
ツボは左右対称にあるので、4~5回両方行うといいそうですよ!
1⃣=合谷(ごうこく)=
手の親指と人差し指の付け根を、はさんで揉みます。
2⃣=神門(しんもん)=
手首の関節の小指側の骨と筋のくぼんだ所を、親指でぐりぐり押します。
3⃣=三陰交(さんいんこう)=
足のくるぶしの内側の骨から指4本分上で、すねの骨の後ろのくぼみを、
左右動かすように押します。
=足三里(あしさんり)=
膝から指4本分下の、スネの外側にあるふくらみ1(脛骨)のヘリの部分を
揉むように押します。
4⃣=天枢(てんすう)=
おへそから横に指3本分のところを、左右同時に押します。
お腹が痛くない程度に!
5⃣=大巨(だいこ)=
天枢から指3本分下のところを、左右同時に押します。
6⃣=中かん=
お腹の中心線上にあり、みぞおちとおへその真中のところを、
押します。
ⅳ『今回のまとめ』
便秘の解消には内側からの食べ物も大切です。
また外側からの運動やストレッチも効果的です。
便秘は万病のもとと言います‼
放っておくと、肌荒れやむくみ、腹痛、不眠など、
慢性化すると大腸がんの原因にもなります。
女性だけでなく、男性も高齢になると腸の機能が
衰えて便秘になりやすく、鬱になる方もいるそうです。
たかが便秘と思わずに、毎日を快腸に過ごしましょう‼