
Wild Rice, Rice
秋の味覚といえば、数えきれないほど豊富に実る時季です。
その中で、日本人に主食のお米「新米」が収穫期を迎えます。
この時季は、去年の古米と新米が出回ります。
物によっては、どっち?
迷うことはないですか!新米と古米の見分け方はあるのでしょうか⁉
また、新米・古米を美味しくする食べ方や水加減の違いをご紹介します。
新米と古米の見分け方🌾
美味しい新米の時季ですが、この時季になるとよく聞くのが、
「本当に新米なの?」「お米を比べて違いが分かるの?」「特徴は何?」
新米と古米の違いは何でしょうか!
新米はいつまで?古米はいつから?●
「新米」はJAS法に基づいて、収穫された年の年内(12/31)までに、販売できる
状態に精米・袋詰めされたものとなっています。
「新米」として販売できるのは、年内から年が明けてしばらくの間に
なりますね!
最近は、お米の貯蔵技術がしっかりしています。低温貯蔵で劣化がほとんど
進行しない状態で保存できていれば、お米の状態では、あまり見分けは
つかないようです。炊き上げたときの、香りや食味の違いがありますので
炊飯すると分かりやすいです。
炊き上がりの違い!●
新米は炊いている途中からいい匂いがしてきます。炊き上がったときの香りは
格別です。艶があり、もちもちして粘りがあり、お米の甘味が格別です‼
古米は乾燥して水分量が少なくなります。炊き上げたときの香りは新米のよう
に香り高くはないです。
新米と古米を同じ水加減で炊くと、新米は水分の含有量が多いので、柔らかく
炊き上がります。古米は日数と共に水分を失っていきますので、硬めに炊き
上がります。
貯蔵技術の進歩で低温貯蔵(15℃)が一定保存状態が良ければ、
古米の劣化速度は遅いので、長い期間美味しいお米が食べられる
ということです。
米粒を噛んでチェック!●
新米は水分量が多く、古米になるほど水分が抜けて硬くなります。
この硬さで、新米と古米をチェックできるといわれます。
ちょっと根気のいる方法ですが、お米の袋の中から米粒を適当に
30粒取り出し、1粒ずつ奥歯で噛んでいきます。
簡単に噛めたら「新米」、カリッと硬ければ「古米」ということです。
さらに、お米には新米と古米が混ざっていることがあるようです。
その割合もこの方法で分かるようですよ!
30粒取り出して噛んでいきますが、1粒ずつ噛んで硬い・柔らかいを
チェックしていきます。その統計の割合で古米の混入が簡単に分かると
いわれますので、試してみてください!
全部、柔らかければ100%新米!!
お米の劣化●
・お米の中に手を入れて、白い粉が付けば劣化(酸化)しています。
・米粒に亀裂がある、割れるなどの症状
その年の気象条件や高温での保管、精米時の機械の性能など、様々な
条件で味や風味に違いが大きく出ます。
特に、高温障害と長雨の影響などは、大きく関係します。
⦅参考にしてください❣⦆
新米・古米の美味しい食べ方のアイディア!
新米は、普通に炊いても十分美味しいですが、古米をもっと美味しく
炊き上げたいので、下記の方法で工夫してみましょう!
🍚炊くときに氷or冷水を入れて炊く。あるいは内釜ごと冷蔵庫で冷やしておく。
(艶が出て冷めても美味しいご飯になります。甘味成分を引き出す効果あり‼)
おすすめです👆
🍚備長炭を入れて炊く(炊飯のときに入れるだけ!)
🍚もち米を、分量の1割程度加える
🍚お酒を加える(お米1合にお酒大さじ1杯)
🍚はちみつを入れる(お米1合にはちみつ小さじ1杯)
🍚お米を2~3種類混ぜて炊く
🍚植物油を数滴たらす
🍚炊込みご飯には本葛を加える(お米1合に本葛小さじ1杯)
(粘りを出す)
新米と古米の水加減!
計量カップ1杯は1合で、150gになります。
お米1合に対して、水200㏄です。
水加減◆
「新米」は水分量が多いので、1割ほど少なめで炊き上げると、
ふっくら仕上がります。お米1合に、水180㏄前後です。
炊飯器を使う場合は、目盛りよりも、少なめに入れてください。
その中でも、硬めが好みの方は、さらに水を少なめにします。
浸す時間◆
お米を浸す時間は、「夏場は30~60分」「冬場は1~2時間」位は
充分、浸透時間を設けてください。お米が充分水を吸収していれば、
内部まで熱が伝わりやすく、ふっくらと美味しく炊き上がります。
乾燥させない◆
洗米後に、ザルに長時間あげて置くと、空気に触れてヒビが入り吸収しやすく
なり、柔らかい(べチャッとした感じ)ご飯になります。古米は劣化が進んで
いるので、ヒビが入りやすい。
保管するときも、乾燥したところに長時間置かないように気を付けましょう。
今回のまとめ
新米と古米の見分け方は、難しいようですが
「噛み比べてみる!」という方法がありましたね。
疑問に思ったら、やってみてください。
でも、生米はお腹が痛くなるということを聞きますので、
噛んだら、吐き出した方が良さそうです。
美味しい食べ方のアイディアでは、
お好みのものがありましたら
是非、お試しください!!