秋の味覚には「緑の銀杏」がありますね。この季節ならではの
きれいなエメラルド色の銀杏‼
銀杏の生の実を、「初めて収穫したら!」「あるいは貰ったら!」
どうしますか⁉ 臭いに負けそう~ξになりますが、手早く簡単に
処理して保存しましょう。
Ⅰ「銀杏の処理の仕方」
歩道を歩いているときや公園など、季節になると「銀杏の実」が落ちていますね。
好きな人は、わざわざ銀杏の木の公園に出かけて収穫しています。この前、母も
収穫に行って、2~3日車の中に置き忘れて、凄いことになっていたらしい💦
銀杏の実は、とにかく「臭い!」ので素早く下処理したいですね!
幾つかの処理法がありますのでご紹介します。
※直接触るとカブレの原因になります。
必ずゴム手袋を付けて行ってください。
◉「土の中に1週間から10日程埋めてから処理する方法」
◉「水に漬けて2日程置いてから処理する方法」
◉「収穫してすぐに果肉を取り除く方法」
主にこの3つの方法がありますが、臭いは凄ですよ!
««土の中に埋める»»
1週間から10日程、埋めていきます。(バクテリアが実を腐らせるようです。)
②土から堀上て、ネットごと水で洗います。このとき、果肉を取り除きながら
きれいにするので、ネットは粗目が良いです。
※この方法は、土に埋めておく場所や時間などの手間がかかるので、最近では
余り使われていないようです。広い敷地があって、臭いの気にならない場所が
あれば大丈夫できます。
※土の中で発芽するものもあります。私は2本育てています‼
③きれいに洗って、天日干しでしっかり乾燥させてください。

Ⅱ「銀杏の処理法・水に漬けて簡単に!」
①収穫した実をバケツかビニール袋に入れて、お水をかぶるくらい入れて、
2日程おきます。この間に果肉が柔らかくなり、下処理しやすくなります。
臭いも当然あります。ベランダや軒下など、臭いの気にならないところで
保管してください。ご近所迷惑にもならないように、気を付けてください。

②実をネット(たまねぎが入っているネットなど)に入れて、柔らかくなった
果肉を潰しながら取り除きますが、外で出来るときには、長靴を履いて
ネットの上から、果肉をすり潰し流水できれいに洗います。
または、網の上で転がしながら水をかけて分離させる(写真)

ほかに、ジップロックのような密閉したものは、袋の上から手で果肉を離すように
潰して、ザル(目の粗いもの)に出して、流水できれいになるまで洗います。
③きれいに洗って、天日干しでしっかり乾燥させてください。
««収穫してすぐに果肉を取り除く方法»»

②中の硬い殻を、袋から取り出して流水できれいに洗います。袋に残った果肉は
袋ごと密閉して生ごみで捨てられます。
③きれいに洗って、天日干しでしっかり乾燥させてください。
※果肉がふやけていないので、取りにくいですが、日にちを置かずにできるので、
量が少ないときは、おすすめの方法です❣
Ⅲ「銀杏をきれいに処理したら保存が効きます!」
今の時季は、きれいな「緑色の銀杏」を楽しめますので、早めに召し上がって
ください。(緑色を楽しむなら、2週間位までです。)
㊟銀杏の実には、「メチルピリドキシン」の成分が入っていて、食べ過ぎると
中毒症状を起こす場合があるようです。
1日に5~6粒でも症状が出る場合があり、主に5歳未満が70%を占めるよう
です。小さいお子さんは、解毒作用の機能が大人よりも発達していないので、
注意が必要です。
また量が多くて、長期の保存をしたい場合は、「冷凍保存」ができます。
①硬い殻は取り除きますが、「ペンチ」や「銀杏割り」で殻を除きます。
🌟
②中の実を塩ゆでしながら、泡だて器などでかき回すと、薄皮が取れやすくな
ります。残った薄皮はザルに取ってから手で除けます。
③完全に冷まして、ラップやジップロックなどに入れて、冷凍保管します。
小分けに、平らに並べて保存すると、取り出しやすくなります。
🌟銀杏の殻と薄皮の簡単な剥き方・調理法‼を参考にしてください。
Ⅳ「今回のまとめ」
街路樹などのイチョウの木は、実を収穫するために植えたものではないので、
自然に落ちた実(銀杏)は拾ってもいいのです。
しかし、まだ落ちていない(実ってる)実を取ると、窃盗罪になるそうです。
気を付けてくださいね。
うちのイチョウの木は、まだ4歳ですが、いつの日か実を付けてくれるかも
しれないので、楽しみに待ちたいと思います。