結婚式は、新しい人生のスタートで、節目の日にもなります
大安や友引は良くて、仏滅は縁起が悪いといわれます。
「お彼岸」も、結婚式をあげるのは良くないのでは❓
招待する際に、非常識と思われないようにしたいですね。
お彼岸に結婚式などのお祝い事をしていいのか?
お彼岸とはどういううものなのか、ご紹介いたします。
Ⅰ「お彼岸に結婚式を挙げるのは縁起が?」
思います。そもそも「お彼岸」とは、どういうものでしょうか。
««お彼岸とは»»
仏教では、ご先祖様のいる世界(極楽)を「彼岸」、現在の私たちの世界を
「此岸(しがん)」といい、「彼岸は西・此岸は東」に位置しています。
「春分の日」と「秋分の日」は、太陽が真東から上り真西に沈むことから、
彼岸と此岸が最も「通じやすい日」と考えられていて、この時期にご先祖様
の供養をするようになったのです。
««お彼岸の期間は»»
※春のお彼岸➜3月の「春分の日」を中日に前後3日間の合計7日間
※秋のお彼岸➔9月の「秋分の日」を中日に前後3日間の合計7日間
««お彼岸の7日間»»
🌟「中日」・・・ご先祖様に感謝する日
🌟前後の6日間は、良いことができるようになるための行いを、
1日に1つずつ行う大切な期間です。
①分け与える
②規律を守る
③怒りを捨てる
④努力する
⑤心を安定させる
⑥智慧をあらわす
🌟このようにお彼岸の間は、ご先祖様への供養と、良いことができるようになる
ための行いと、見守ってくださる感謝をする期間になります。
««結婚式は縁起が悪いの?»»
を想い感謝することで「忌日」という概念はないといわれます。「喪中」のよう
に、身を慎まなければいけない期間ではないので、「結婚式」などのお祝い事は、
差支えないのです。
Ⅱ「お彼岸の結婚式の招待で考えること」
やはり気になるお彼岸の期間です。
««招待するお客様の都合を考えたとき»»
・亡くなられたご先祖様のお墓参りに行かれる
・既婚者の方で、奥様方のお墓参りにも行く
・お彼岸が連休のときは、旅行や田舎に里帰りをする
・しきたり等を重んじる方は、避けた方が良いと感じる
««お彼岸に結婚式を考えている理由»»
・正月やお盆、お彼岸や連休などは避けたいのは良く分かっている
・大安や友引、気候の良い季節は、すぐに予約がうまる
・ご本人たちの仕事の都合
・記念日・思い出の日付である
・寿退職による会社の引継ぎのタイミング
・料金が安いから
・出産等の人生設計がある
・親族・親戚の体調や様々な都合に合わせなけらばならない
・希望する日時の選択が少ない
・両家・親戚が納得している
などがあげられます。
Ⅲ「お彼岸の結婚式は非常識と思われる?」
ありません。
・お彼岸の期間は、日頃から家族を見守ってくださる、ご先祖様を一番に想い、
感謝することのお気持ちをもつことです。
・ご先祖様に「ご結婚の報告」をするのもいいようです。
・結婚式はお二人だけのものではないので、まずはご両親に相談して納得して
もらうことが大切です。
・招待するお客様のご都合もあるので、ご両親がご理解していれば、積極的に
間に立ち協力してくださいますし、アドバイスもいただけると思います。
🌟本来仏教ではお彼岸は「忌日」という概念はないといわれまが、一番大切な
のはお気持ちを伝えることです。そのお気持ちが分かればご先祖さまも喜ば
れると思います。
««招待状で気持ちを伝える»»

招待状をお出しする際は、事前に、あるいは同時に、お彼岸の期間に結婚する
ことになった、事情を報告することが大切です。
▸お彼岸にするのはマナーとして良くないかと、思っていること
▸お彼岸を選んだ理由
▸この日が良かったという気持ちを伝える
以上を、お伝えできれば、非常識にはあたりません。
招待状は、先方のご都合も考慮して、2~3か月前にはお送りしましょう。
🌟結婚式は、新しい人生の門出となる大切な記念日になります。お二人を祝福する
ために、わざわざスケジュールを調整して、出席してくださいます。
ご両家の皆様方から、祝福される良い日を選んでいただきたいと思います。
Ⅳ「今回のまとめ」
なりますように、周りの方からお祝いしていただきたいですね。
昔聞いた話で、「結婚式は親のためにするものだ‼」と….!
今になると、分かるような気がします。