「ショウガにはダイエット効果がある!」と、いろいろな形態で扱
われています。
ショウガの成分を知ると、効果にあわせて使い分けができますよ!
生姜を加熱乾燥させるとショウガオールという成分になる
生姜は昔から女性の味方で、寒~い冬などは蜂蜜入りの生姜湯や生姜
を使ったスープや料理などで、体を温めて冷えや風邪などの症状に対
応してきました。
冷え症には、生姜は体の深部を温めて手や足の冷えを緩和する!
引きはじめの風邪には、生姜の発汗作用で汗を出させて、その汗で体
の熱をとっていく。
この2つは、温熱作用と沈静作用で効果に違いがありますね。
このように生姜には成分の違いがあるのです。
生のショウガには「ジンゲロール」という成分で、強い殺菌力があり
お刺身などの薬味に使われたり、おすし屋さんのガリも殺菌効果とし
て食中毒の予防になるので使われています。風邪などの引きはじめに
も殺菌効果と発汗作用で熱を下げる作用があります。
一方、加熱した乾燥ショウガには、ジンゲロールの成分が加熱によっ
て「ショウガオール」の成分に変わり、血行が良くなり身体の深部
(体幹)を温めて冷え症の改善になります。摂取して2~3時間は持
続し新陳代謝が良くなるのでダイエット効果があります。
このように生ショウガと乾燥ショウガでは、違う成分になり効果に違
いがでることが分かります。
乾燥ショウガのダイエット効果
ダイエット効果のある乾燥ショウガは、一日に5~10g程度で食事
と一緒に摂るのをおすすめします。スープや味噌汁に混ぜたり、野菜
やお肉のトッピングにして食べると消化を助け、新陳代謝も良くなる
ので消費カロリーを増やし、余分な脂肪の吸収を防ぐ効果が高まりま
す。
乾燥ショウガの作り方
乾燥ショウガは簡単に作ることができます。
まず生姜はきれいに洗って水分を拭き取ってから、薄くスライスしま
す。
時間のない人は、オーブンレンジで加熱して乾燥させます。
80~100℃で1時間が目安です。
ほかに、スライスした生姜を天日干しすると、約1日でカラカラにな
るので、それをトースター(弱)でさらに水分をとばします。時間は
20分程度。
そのままかミルなどで粉状にして冷蔵庫か冷凍庫で保管しましょう!
冷蔵庫は1~2週間が賞味期限なので、残りそうだったら冷凍庫で保
管してください。